樂しい日記 2008年3月

2008 年 3 月 1 日 ()

よく働いた休日

現場(岩座神)に行つたら、今日も作業をしてゐた。

屋根の野地板張りと下地シート張りが終つて、今日から瓦葺きが始まる。大工の他に瓦屋が來てゐた。大工は筋交いを入れたりしてゐる。

それはそれで良いとして、素人の僕にも、しなければならない仕事がある。棟上げの時に張つたテントだが、屋根に積つた雪の重みで支柱が折れ曲つて倒潰したのである。今日まで倒れたままで放置してゐたのを片附けなければならない。解體するのが既に一苦勞であつた。金具の曲りを直せるところは直した。しかし、パイプの曲りまでは直せない。後は「監督」頼みだな。

晝食後、パソコンでメールが出來なくなつた、といふ車屋さんを訪問する。ウィルス・バスターのファイア・ウォールがブロックしてゐたので、設定を少し變更して解決。

家に歸つて、かみさんの友だち(電氣工事屋の嫁さん)の求めに應じて相談に乘る。Excel で請求書發行用のシートを作つたのだが、單價表のシートから値を參照して入力出來るやうにしたい、といふ話だつた。單價表が電氣工事用部品と水道工事用部品に分れてゐる。さらに、まだ追加したい單價表がある、と言ふ。VLOOKUP とかを使ふのだらうと思つたが、參照する單價表をどうやつて切替へるべきか、よく判らない。すぐには出來ない、と言つて、作りかけのシートを預からせてもらつた。

おねおね(「こねこね」との違ひは播州人に聞いてくれ)した結果、INDIRECT といふ函數を發見して、うまく收りを附ける事が出來た。あんまり凝らずに、簡潔に仕上げて、夕方、出來たシートを引渡す。

「管理人さん」の求めに應じて、去年一年間の棚田オーナー行事の證據寫眞を印刷する。

夜、自分の仕事の續きをする。グリッド・コントロールで表示・編輯するデータの集計・計算處理である。上手く書けた。再歸呼出しが綺麗に書けたときは本當に氣持ちが良いもんだ。

2008 年 3 月 2 日 ()

長閑な休日

午前中、カブ・スカウトの活動(クリーン・キャンペーン)を終へた子供たちを迎へに行つたり、そのままいつもの散髮屋さんへ送つて行つたり、家でごろごろしたりする。

午後、「管理人さん」に寫眞を屆けに行く。不在なので郵便受けに投函。

現場に寄つて、樣子を見た。今日は誰もゐないので、梯子をつたつて二階に登つてみた。はあ、二階の窓からの景色はこんな風になるのか、と、ぼんやりと思ふ。

二時半から教會で御靈祭。

「管理人さん」から電話が架つて來て、寫眞はL版にしてくれ、と言ふ。

夜、再び寫眞を印刷する。

2008 年 3 月 3 日 (月)

仕事のメモ

何か知らないが、今日は氣分が重く、仕事が捗らない。黄砂の所爲かね。

まあ、かういふ日もある、つて事で、深くは考へないで、さつさと寢る。

2008 年 3 月 4 日 (火)

仕事のメモ

はちべゑから振られたメールを讀んで返答を書く。

故障した無線LANアクセス・ポイントの代替品を客先に納品してセットアップする。

こねこねとコーディング。今日は少し囘復して、いくらか捗つた。

2008 年 3 月 5 日 (水)

仕事のメモ

編輯機能がそこそこ動くやうになつてきた。

そろそろ、えいち君と一緒にがりがりと作り始めても良いかな。

2008 年 3 月 6 日 (木)

仕事のメモ

朝、いきなり、名古屋方面から電話が架つてきて、コンピュータがスリープ状態から復歸しない、みたいな事を言つてきた。症状を詳しく聞かうとしてゐるうちに、「これから會議があるのでまた後で」と言つて電話が切られた。譯が判らん。モニターの電源が入つてゐないんぢやないの、とは、後から思つたことだ。結局、その後電話が架つて來ないので、どうなつたのかは知らない。

こねこねとコーディングの一日。

2008 年 3 月 7 日 (金)

仕事のメモ

えいち君に合流して、がりごりと書き始める。

閏年

西暦年が4で割り切れる年は閏年、ただし100で割り切れる年は例外、ただし400で割り切れる年は例外の例外。この程度のことはプログラマなら誰でも知つてゐなければならない。更に、1901年から2099年の間に限れば、4で割り切れる年が閏年、といふ世間竝みの簡便な判定方法でも間違ひにはならない。

それにも係はらず今年(2008年)の2月29日に誤動作するプログラムがあつた譯だが、さういふのは、閏年の判定を間違つたと言ふのではなくて、閏年の處理そのものが拔け落ちてゐるんだらう。

もつとも、プログラムといふものは、蓋を開けてソースを覗いてみないと、中に何が入つてゐるか判らないので、あつと驚くやうな爆笑プログラムである可能性も否定は出來ない。弊社にも、かつて、圓周率を3.14で濟ませて「圓弧と直線がつながらないんですけど」と言つた猛者がゐたからね(今もゐるけど)。

2008 年 3 月 8 日 ()

よく働いた土曜出勤日

いや、平日は元より、どの土曜出勤日もよく働いてゐる。先週が「よく働いた休日」だつたので、つい引き摺られた。

えいち君と二人三脚のがりごりコーディングである。

「あの、何か變なんですけど」

「どれ……。あ、これか」

人に觸つて貰ふと、ぽこぽこと不具合も良く出るとしたもんだ。

ダイジョブ、ダイジョブ。君となら上手くやれるさ。

*

晝頃、大勢が食事に出掛けたのを見計らつたやうにして、休職してゐるえむ君が、彼の机に置いてある私物を整理しに來た。休職してもう三ヶ月ぐらゐになるのだが、退社するのか。どうするのだらう。

これまでの經緯は遠くから見てゐただけだが、彼はこの仕事に向いてゐないと思ふ。まだ十分すぎるほど若いのだから、他の職業に就く方が、彼自身にとつても良い。プログラマだのSEだのと恰好を附けても、内實は頭でする土方の人夫仕事だ。無理に續けることなんか無い。

とは言ふものの、辭めろ、さつさと辭めて別の仕事に就け、と彼に言ふことは僕には出來ない。誰か、さういふ事を言つても、否定的な意味合ひで受け取られないやうな誰かが、彼にさう助言して欲しいと思ふのだが。

*

晝過ぎ、これはプライベートの方だが、同じ村で普段あまり話したことのない人から、電話が架つてきた。醫者である叔父に紹介して欲しいと言ふ話だつた。腰痛に惱まされてゐるらしい事は知つてゐたのだが、かなり切迫した状態になつてゐるらしい。

*

夕方近く、ボス(非渾名)から、割込みで、作文(?)の仕事が囘つてきた。作りかけの文書(別の文書からの引寫し)を寄越して、これに手を入れてくれ、と言ふ。

「二人で一緒に書き直さう」といふ誘ひだつたが、さすがにそれは、知らん顏をしてやり過ごした。そんなもん、文章感覺が全然違う人間がああだかうだ言ひながら共同で文章を書き直しても、ろくな物になる譯が無い。

うんうん呻りながら半分ぐらゐ書き直した。しかし、元の文章(かなりの惡文)に引き摺られて、ますます混亂した文章になつていく。げんなりしてきた。時間切れでもあるので、一旦放り出して歸る。かう言ふのは最初から書き直した方が良いとしたもんだ。

夜、家に歸つて、風呂に入つてから、作文を書いてボスにメールで送つた。

2008 年 3 月 9 日 ()

宮普請

岩座神の春の宮普請。繪日記に書くつもりなので、詳細は割愛。

2008 年 3 月 10 日 (月)

仕事のメモ

一日、こねこねとコーディングである。

夕方近く、土曜日に提出した作文について、修正の依頼が入つた。何だか、もつと自社のアピールをしろ、と他人から勸められたとの由。明日のことにしよう。

月次祭

夜、岩座神で月次祭。

民ちやんから瓢箪を貰つた。坂本の叔父から貰つたのと合はせて、これで三つだ。みんな座蒲團附きである。家が建つた曉には床の間に飾れといふ事だな。實の所、この手(どの手?)の置物は自分の趣味には合はないのだが、ま、良いか。坂本の叔父も民ちやんも大好きな人たちだから、好意をとても有り難く、嬉しく思ふ。どつちみち、家は「借物」だから、構はない。

ところで、取り壞した家の屋根裏から出て來た動物の頭蓋骨だが、多田の伯父が建前の日に「調査してやる」と言つて持つて歸つた後どうなつたかと言ふと、何と、燒却處分の憂き目を見て、影も形も無くなつてしまつたさうだ。自分が持ち歸つた事すら忘れて了ふぐらゐに酔つぱらつてゐたらしく、翌朝、軒先に置いてあるのを見て、誰かの嫌がらせだと思ひ、ゴミと一緒に燒き棄てたと言ふ。結局、あれが何の骨だつたのかは、判らないままになつてしまつた。「監督」が殘念がつて一頻り歎いた事であつた。

2008 年 3 月 11 日 (火)

仕事のメモ

午前中の半分を作文に費やす。

えいち君と二人三脚のプログラムは、大して捗りもせず、ひどく遲れもせずと言ふ調子で進んでゐる。今の處、嫌な匂ひ(火事の前觸れのくすぶり)は感じないので、まあ、大丈夫だらう。

午後、英文のメールの代筆を依頼される。今や、もう、ゴースト・ライターの氣分である。

2008 年 3 月 12 日 (水)

仕事のメモ

特に言ふ事もなく、こねこねと云々、、、の筈なのだが、再三再四、割込みが入つてくる。後に尾を引かないやうに、叮嚀に手早く片附ける。

肩凝り

數日前から、首筋に寝違へた時のやうな痛みがあつて、それが一向に直らない。氣になるので、早退して、病院の整形外科で診て貰つた。レントゲンを撮つたりしたが、早く言ふと肩凝りの酷いやつですな、といふ診斷だつた。僧帽筋がカチンカチンださうだ。注射を打つて筋肉を柔らかくしませうか、それとも、濕布藥でリハビリしますか、と問はれた。さういふのを「リハビリ」と言ふのか、とは疑問に思つたのだが、注射で無理に柔らかくする(筋弛緩劑?)のは何となく氣が進まなかつたので、「リハビリ」することにした。

夜なべ

「管理人さん」からの依頼やら、かみさんの仕事の手傳ひやら、來週の月曜日の「レクチャー」の原稿やら、あれこれと、夜なべして片附ける。

今週はひどく忙しい感じがする。

2008 年 3 月 13 日 (木)

仕事のメモ

三人で連れ立つて、えふ氏を訪問する。ボス(非渾名)はもつと切り込みたかつたやうだが、えふ氏のガードが滅法固かつた。

こねこねと半日ぐらゐコーディング。飽きてきたので、丁度入荷したばかりの納品用パソコンのセットアップ作業をする。

2008 年 3 月 14 日 (金)

仕事のメモ

今日は一行もコードを書かなかつた。

あつちを訪問してヒアリングをしたり、こつちに行つておつさん(敬稱)と話をしたり、昨日の續きで納品用のパソコンをセットアップしたり。

2008 年 3 月 15 日 ()

長閑な休日

工務店の社長が、床材を決めて欲しい、と言ふので、現場で會談する。「これにしようと思つてゐるんですが」「ちよつと暗くないですか」「いや、大丈夫です」「ぢや、それで」。いい加減なもんだが、切れつ端を見せられてもイメージが湧かないので、場數を踐んでゐる專門家を信用するしかないでせう。

現場には小學校中學校と「ごんた」のガキ大將で有名であつた一年上の「とおるくん」が大工として入つてくれてゐるのだが、彼から「間取の基本寸法が910でなく980になつてゐる」と教へられた。あれれ、さうだつたの。今の今まで910だとばかり思つてゐた。

*

詰腹を切るやうな氣分(何)で、糊附所のえふ氏に會ひに行つて、簡單に作業の進め方を相談する。

2008 年 3 月 16 日 ()

長閑な休日(續き)

朝、岩座神の子供會の廢品囘收を手傳ふ。

詰腹を切るやうな氣分(再掲)で、CSS の勉強を開始する。

午後、子供たちを連れて、かみさんと姫路の某社ショールームに流し臺を見に行く。色やオプションを決めなければならない。一所懸命に考へる(振りをする)が、實の所、よく判らない。

2008 年 3 月 17 日 (月)

仕事のメモ

こねこねとコーディング。

えいち君が難澁してゐますと言ふ顏をしてゐる。手を出して助けてやつた方が良いやうな感じだが、今はまだ、こつちの仕事の切りが惡い。早ければ明日、遲くとも明後日には、こつちを一段落させて、そこら邊のデータ構造を一緒に考へてみよう。

2008 年 3 月 18 日 (火)

仕事のメモ

午前中、某所を訪問して、「あつち(どつち)とこつちで出力に品質差がある」といふ事について、詳細に話を聞く。

そもそも入力が違ふので、單純に出力を較べて文句を言はれても困るのである。しかし、こつち側としては捨て置けない問題なので、一應、持ち歸つて考へることにする。

會社に歸つてからは、その問題はちよつと横に置いて、昨日の續きをがりごりと書く。テキスト・ファイルによるデータの入出力機能だ。顧客との約束で、公開されたデータ入出力インターフェイスを設けることになつてゐるのだ。かういふのは XML を使ふのが良いのだらうとは思ふのだが、あんまり時間的な餘裕が無いので、單純な方式を採用した。

2008 年 3 月 19 日 (水)

仕事のメモ

昨日の宿題に手を着ける。

思つた通り、入力データを丹念に補正してやると、あつちの出力と大して變らない出力が得られる。プログラム自體の性能差はほとんど無いと思ふのだが、もう少し考へて見るかな。

えいち君だが、自力で一山越えたやうで、「こんな感じですけど」と言つて、見せに來た。うん、そんな感じで良いでせう。手傳ふ必要は無いらしい。

2008 年 3 月 20 日 (木) 春分の日

仕事のメモ

教會の月次祭。今月は炊事當番。

何か、あつと言ふ間に一日が過ぎてしまつた。

2008 年 3 月 21 日 (金)

名古屋方面

名古屋方面へ、はちべゑと連れ立つて出張。納品および操作講習である

朝六時半に家を出て、夜の十時半に歸着。

2008 年 3 月 22 日 ()

仕事のメモ

土曜日だが出勤日である。

午前中は、營業および開發の主立つた所の數人に寄り集つてもらつて、えいち君と作つてゐるやつの説明會を行ふ。

午後は、まるまる半日、納品用パソコンのセットアップ作業である。

2008 年 3 月 23 日 ()

長閑な休日

墓參りがてら、現場を見に行く。

數日前から、仕事に來る大工が入れ替つたさうだ。現場がきれいに掃除されて片附いてゐる。

以前見た時は、現場の掃除や片附けもされておらず、大工の一人は銜へ煙草で仕事をしてゐた。煙草の空箱が家の床に落ちてゐたり、吸殻が囘りに捨てられてゐたりした。夜中に、誰もゐない現場からコンプレッサーの唸りが聞えてくる事もあった。

工務店の社長に、煙草の件を注意してくれるやうに頼んだところ、現場の棟梁ごと、ばつさりと馘首して、違ふ大工を入れてくれたやうだ。

2008 年 3 月 24 日 (月)

仕事のメモ

細切れの仕事を澤山こなす。

先づは、作文(何)についての打ち合せ。

だーかーらー、こんなもんは大勢で寄つてたかつて議論するやうなものぢやない、と思つたので、勝手にイニシアティブを取つて、口述筆記でがりごりと仕上げる。

次は、はちべゑの依頼による見積資料の作成。これで午前は終り。

午後、コーディングに着手する間もなく、進捗會議。30分。

某クライアントから、ヘルプ・コール。聞いてみると、そのパソコンとプリンタは我社から納入したものではない。突つぱねようかとも思つたが、状況を聞き出して、對策をアドバイスする。

えいち君と技術的な確認をしながら、少しコーディングを進める。

家に歸つて、おつさんからのメールに返信する。

2008 年 3 月 25 日 (火)

仕事のメモ

まとまつた時間が取れないのと、氣懸かりなことがあるのとで、どうも氣分が落ち着かない。爐の温度が下がつてゐる感じで、大きな塊を處理するのは難しい。細切れのコーディング作業を幾つか片附ける。

2008 年 3 月 26 日 (水)

仕事のメモ

帳票の印刷を幾つか片附ける。

午後、若旦那と鬼瓦のおつさん(敬稱)を迎へて、作りかけのものを見せてレビューする。そして、幾つか、機能仕樣に關して、確認したり檢討したりする。

今の處は順調といふことになる。

2008 年 3 月 27 日 (木)

仕事のメモ

午前中、ボス(非渾名)のプレゼンテーション(何)の豫行演習に付き合はされる。

昨日の打ち合せのメモを、えいち君に作つてもらふ。新しく出て來た課題について、素案を作つて關係者にメールで配附する。

何とか、また一つ、帳票の印刷を片附ける。

そろそろ、データ構造の見直しが必要になると思ふが、えいち君、どうよ。

2008 年 3 月 28 日 (金)

仕事のメモ

やうやく先が見えてきた。殘りはえいち君の0.5人月ぐらゐだらう。後は彼に任せて、僕はもう一つの方に着手しようと思ふ。

2008 年 3 月 29 日 ()

長閑な休日

しこしこと CSS の勉強をする。何となく、分つてきた。

2008 年 3 月 30 日 ()

長閑な休日(續き)

大教會の「少年會おつとめまなび總會」。いつものやうにお好み燒きを燒く。

わい君が來てゐた。

夜、しこしこと Illustrator のお勉強。地圖を作る。

2008 年 3 月 31 日 (月)

仕事のメモ

ばたばたと仕事。何か疲れた。


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