樂しい日記 2010年4月
四月から六月まで、drupal を使つてサイトの作り直しを企圖したのだが、敢へなく失敗した。それでも、四月は、物珍しさもあつて、そこそこ日記を書いてゐる。
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その時掲げてゐた言葉。
「樂しい」と書くと樂しくなる、さう思つて書いてゐる不定期の日記です。 合言葉は「かすれながらでも口笛吹いて」。
2010 年 4 月 9 日 (金)
サイトの作り直し
こんばんは、きはらです。 今夜から、サイトを作り直して行きます。
「樂しい日記」が滯りがちになつてゐることを、心配に思つたり、不滿に思つたりして下さつてゐる、ごく少數のかたのために、今までより、もう少し樂に日記を書けるサイトに變へようと思つたのが一つの理由です。
もう一つは、作り直すこと自體を楽しまうといふ理由です。 作り直すサイトの骨格として drupal (ドルーパル) といふ CMS (コンテンツ・マネジメント・システム) を使ひます。これが面白さうなんです。こいつをあれこれと弄り回してみようと思つた譯です。
今、といふのは、2010年4月10日ですが、この時點で見て戴いてゐるページは、この記事の内容(文章)以外は、全部、drupal が作つたものです。ちよつと垢抜けた、けれども素つ氣ない見た目は、drupal に標準で付いてくるものです。僕の好みから言ふと、文字の大きさがちよつと小さすぎます。これはなるべく早く修正したいと思つてゐます。
しばらくの間、試行錯誤が續くと思ひます。サイトのデザインやら構成やらが、ころころと變ります。あれこれ實驗をして、場合によつては、何か失敗して、今まで讀むことが出來てゐたページが讀めなくなることがあるかもしれません。元々遊びのページなので、それでも構はないと思つてゐます。
よろしくお付き合ひ下さい。
2010 年 4 月 16 日 (金)
體裁を少し整へた
とにかく、文字が小さいのは駄目なので、スタイル・シートを修正して、フォントのサイズを變へた。 そして、ロゴを貼つたり、スローガン(?)を追加したりして、ページのヘッダ部分を整へた。 體裁については、これ以上、あんまりすることは無いか。
2010 年 4 月 18 日 (日)
和歌山
教會の仲間(一應、役員會といふ事になつてゐる)と、土曜日と日曜日、一泊二日で和歌山に行つてきた。
万喜ちやん一家を訪問して、素敵な家を見せて貰つた。それは、山のふもとの南向きの傾斜地に建てられた小さな二階建ての古い家だつた。二階北側が狭い道路に面してゐて、そこが玄関になつてゐる。「天理教愛紀州講元」といふ看板がかかつた玄関を入ると、狹い控への間に續いて、この家で一番良い場所だと思はれる部屋に神樣がまつられてゐて、おつとめの役割表などが掛けられてゐる。階段を降りた一階部分が親子五人の生活の場所に當てられてゐるさうだ。
世間的にはとても「素敵」な家とは呼べないものなのだが、明るい夫婦と子供たちをみてゐると、何と言ふんだらう、羨ましいといふ言葉が適切なのかな、祝福された家だと感じたと言ふのかな、ともかく、素敵だつた。
加太湾に面した大阪屋ひいなの湯といふ宿に場所を移して、風呂に入つて、宴會をする。景色も良く、料理も旨かつた。酒もたつぷり飲んで大いに滿足した。
二日目は、教祖誕生祭で賑はふ天理へ參つて、子連れの優喜ちやんと晝御飯を一緒に食べた。
申し譯ないが、樂しい二日間でした。
2010 年 4 月 19 日 (月)
プログラムを書く
今日は一日プログラムを書いて過した。いや、もちろん、仕事ですよ。 VB.NET とか、Oracle とか、FpSpread とか、あんまり馴染みが無いので、若干、樣子が分らない所もあつて、すんなりとは行かないのだが、まあ、何とか、ゴニョゴニョと進んでゐる。
2010 年 4 月 21 日 (水)
東海地方の風土から生まれる人間力
敬愛する東京の叔父からメールを貰つた。ここに掲載しても問題は無いと思ふので、紹介しよう。
機嫌ようやっていますか。
日記の更新拝見。明るくなって読みやすくなりました。
和歌山の万喜ちゃん宅へ行ってくれた由、ご苦労さんでした。
万喜ちゃんといい千恵ちゃんといい、なかなかの者で、只々感心するばかりです。
案ずるに東海地方の風土から生まれる人間力ではないかと感じています。信長、秀吉、家康を生んだ土地ですから。考えてみればどの業界でも東海地方出身者が一等地を抜いていますね。自動車ならトヨタ、天理教なら愛静という具合です。我々の繊維問屋でも名古屋の滝定がダントツです。
そう考えると人間は動物でなくて植物なのかも知れませんね。
なるほどなあ。僕もそんな氣がします。
「蹴っ飛ばせ」も時々読んでいます。こんなブログを作れる技術を持っている事を感心しています。
寒暖定まらない気候が続きます。どうぞご自愛のうえ暮らして下さい。奥さんによろしく。
「蹴っ飛ばせ」ぢやなくて「蹴るんじゃ!」ですけれども、これも、Joomla(ジュームラ)といふ CMS (コンテンツ・マネジメント・システム) で作つてゐます。
全體の仕組はもちろん他人が作つてくれたものですし、デザインも誰かが作つてくれたもの(非常に澤山あります)の中から、自分の好みに合ふものを選んだものです。多少、カスタマイズが加はつてゐますが、全體のボリュームから言ふと微々たるものです。
Joomla にしても、ここで使つてゐる drupal にしても、無料で入手して使用する事が出來ます。かういふ CMS を使ふと、かなりの規模を持つたウェブ・サイトでも、非常に效率的に短期間で構築することが出來ます。ただし、CMS を使ひこなしてサイトを構築するには、やはり、多少なりともノウハウは必要ですので、誰でも出來るといふ譯には行きません。けれども、何もない所から作つていくのに比べたら、壓倒的に簡單にサイトを作ることが出來ます。
Joomla や drupal でサイトを構築することには、もう一つ、大きな利點があります。それは、サイト構築後の運營(内容の更新)が非常に樂になることです。記事の追加も編輯も、ウェブ・ブラウザから、ちよこちよこつと手輕にすることが出來ます。しかも、専門家でなくても、少し勉強すれば、誰でも(ある程度は)出來ます。「蹴るんじゃ!」のように、頻繁に更新しなければならないサイトに取つては、この事はとても有難いことです。
2010 年 4 月 22 日 (木)
ひとつ片付いた
がりがりとプログラムを書いて、仕事をひとつ片付けた。あまりエレガントな作りではないが、素直に讀みやすく書いたから、手離れも良い筈だと思ふ。
後は、かんだ君、よろしくね。
2010 年 4 月 23 日 (金)
實驗を開始します
この(普請中の)サイトですが、これから本格的に實驗を開始します。
サイトがぐちやぐちやになつて、日記が讀めなくなる事があるかもしれません。いろいろと遊んでゐるんだなあと思つて下さい。
「ログイン」とか「新規アカウントの作成」とかについて。
通常、かういふサイトでは、アカウントを取得する(ユーザー登録をする)と、何らかの特典が與へられます。たとへば、一般には非公開の記事を讀むことが出來るやうになつたりとか、自分で記事を書くことが出來るやうになつたりとかです。が、今のところ、このサイトでアカウントを取得しても、大した特典はありません。全ての記事はユーザー登録してゐなくても讀むことが出來ます。ユーザー登録しても、記事にコメントを付けることが出來る以外には、何も出來ません。
2010 年 4 月 24 日 (土)
鼬と鼠
土曜日で會社は休み。今日も肌寒い。
子供たちは今日もサッカーの練習試合。
岩座神に電話を架けて田圃の樣子を訊いたところ、濡れてゐてとても農作業は出來ない、との事だつたので、牧野で長いこと懸案になつたままでゐる仕事に取りかかることにした。
懸案といふのは、鼬(いたち)と鼠(ねずみ)である。
ずつと前から、牧野の家の天井裏は、夜になると、鼬や鼠の運動場になつてゐた。ドタバタドタバタと走り回るのである。それは、まだ良い。そんな事で安眠を妨げられるやうな、柔な眠り方は、うちでは誰もしない。「うわ、何ぢや」と言つて目を覚ましても、三秒後には、再び鼾をかいてゐる。
ところが、二三ヶ月前から、鼬が棲みつき始めた。これには困つた。鼬の尿の臭ひがするのである。どうも、いつも、何となく臭い。これが加齢臭と言ふものであらうか、と思つてゐたのだが、さうではなく、鼬の尿の臭ひだつた。
ちなみに、嫁さんによると、本來の加齢臭もするさうで、石鹸で身體を洗へ、と言はれてゐるが、それはまた別の話だ。
鼬の尿の臭ひが特に酷いのは、母屋と離れの間、廊下を渡して透明な屋根を架け、アルミ・サッシで圍つた部分だ。ここは、雨の日の洗濯物干場であり、晴れの日のウォーク・スルー・クローゼット(?)である。その床下に鼬がねぐらを構へたらしい。ときどき、茶色い汁(尿だ)が土間に染み出してきたりする。渡りの縁の下は板で塞いであるのだが、それでも、どこかから床下に入つてくるやうだ。
さらに、腹が立つことには、僕の車のエンジン・ルームを食堂にする奴まで出て來る始末である。どうも車の中が臭い、あまりに臭すぎると思つてボンネットを開けてみたら、エンジン・ヘッド・カバーの凹んだ部分に大量の大豆の食べかすと糞が乘つてゐた。
もう我慢がならない。目にものを見せてやる。
といふ事で、續きは、また明日にでも。
2010 年 4 月 26 日 (月)
鼬と鼠(續き)
今日までにやつた鼬・鼠對策。
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捕獲器の設置
- 粘着式捕獲器(いはゆるネズミ・ホイホイ)を家の各所に設置
- 金網の檻の捕獲器2基を設置
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燻煙式忌避劑による燻り出し
- 天井裏と床下で燻煙式の忌避劑を焚く
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出入り口の閉鎖
- 床下への出入り口となつてゐたと思はれる母屋の基礎の通氣孔の隙間を金網で塞ぐ
- 同じく床下への出入り口となつてゐたと思はれる渡りの部分の基礎と板張りの隙間をコンクリートで塞ぐ
- 天井裏への出入り口となつてゐたと思はれる軒下の隙間を金網で塞ぐ
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殺鼠劑の配置
- 強力な殺鼠劑を家の三箇所に配置
最初の「捕獲器の設置」は、既に二週間ほど前からやつてゐる。金網の檻の捕獲器に鼠が二匹かかつた。一匹はほんの小さな鼠で、これには溺死して貰つた。網一匹はかなり大きな鼠で、どうやつて死んで貰はうかと思案してゐる間に、檻ごと、どこかへ行つてしまつた。檻から足だけを出して歩いて行つたらしい。と思つてゐると、數日後に、鼠の骨だけが入つてゐる檻を義父が見つけた。何と、金網越しに、鼬に襲はれて、食はれてしまつたらしい。おつとろし。
鼬の方は捕獲器にかからなかつた。そして、相變はらず、臭い。
そこで、この前の土曜日に、二番目以下の對策を講じた譯だ。もつとも重要な事は、出入り口の閉鎖だと思つて、徹底的にやつた。
效果はまだ分らない。
土龍
日曜日に日記を書けなかつたのには譯がある。百姓仕事で疲れたのだ。
朝、子供會の資源ゴミ回收の作業が終つて、旅行會の打合せなどをしてゐた時、嫁さんが「たかひろさんから電話があつたで」と知らせに來た。「來週の日曜日でもかまへんと思ふけど、今日の方がええのとちやうか、みたいな電話やつた」との事。要は「今日は田圃の準備をしろよ」といふことである。
まあ、それはさうだ、と思つたので、岩座神の田圃の整備をすることにした。
岩座神に歸るや否や、母が矢繼ぎ早に、五つか六つ、あれもこれもと懸案事項を順不同で捲し立ててきた。「待てぃ、一つづつ言へ」と言つて、整理をして、簡單さうなことから手を付けた。以下、やつた事。
- 用水路のビニール・パイプが繼手の所で抜けてゐたのを直す
- 土龍(もぐら)が田圃に掘つた穴をセメントと赤土で埋める(二箇所)
- 田圃の敷に開いてゐるらしい穴を探し出してセメントと赤土で埋める(一箇所)
- 石垣と畦道の草を刈る
- 犬を散歩させる
最後のは農作業ではないが、顔を合はせるたびに尻尾を振つて期待に満ちた顔をするので、情に絆された。
風呂に入つて、ビールを飲みながら夕食を攝つて、ごろんと横になつたら、テレビの龍馬傳もあんまり頭に入らないうちに寢てしまつてゐた。
2010 年 4 月 30 日 (金)
バーベキュー
連休の谷間の出勤日。休みを取つてゐる同僚も多い。晝食時に、會社の屋上テラスで、バーベキュー大會が行はれた。風が強くて紙の皿やコップが飛ばされさうになるが、日差しと風が心地好かつた。
子供たちは昨日の晩から、友達をさそつて、岩座神に行つてゐる。
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