樂しい日記 2007年11月
2007 年 11 月 1 日 (木)
メモ
今日は亡き父の誕生日だ。
昨日は、元幸さんの母上が亡くなられた。
朝方、樣子がをかしくなり、病院に入られたのだが、夕方に息を引き取られたさうだ。看護師をしてゐる義姉によると、原因がよく判らないまま、急劇に惡くなられたらしい。
「旦那さんが泣いてなあ」と義姉が言つてゐた。遺骸を拭いて淨めるのを職員に任せずに、自分たちも手傳はれたさうで、あんな良い家族を見るのは久しぶりだ、とも言つてゐた。
明日が通夜で、土曜日に葬儀といふ豫定。
仕事のメモ
ライブラリの擴張をする。もつと面倒くさいかと思つてゐたが、今日一日で終つた。
求めに應じて、現在客先で稼働してゐるプログラム群の一覽と今後の展望を纏める。
2007 年 11 月 2 日 (金)
通夜
元幸さんのお母さんの通夜。
午後、會長と役員が教會に集合して、段取りの打合せをし、輕トラックに祭壇を積んで、元幸さんの家に行く。僧侶と葬儀屋の仕事を教會のスタッフでやるのだ。葬儀の運營は通常通り村がやる。
佛式の葬儀でないので、村の人たちは、多少とまどひもあるやうに見える。
「天皇陛下の場合と同じ神道のやりかたでやつてをります。こつちが本當の日本式。あつち(佛式)は外國から來たやり方です。」と言つてやるのだ、と會長が言ふ。うん、まあ、確かに、さういふ事は言へる。
ただし、教祖には、神道式の祭儀形式なんかは、どうでも良い些細な事だつたと思ふ。葬式も適當にやればよろしい、私の關心事ではありません、といふ、御釋迦さまやイエスさまに近いお考へだつた筈だ。それが、葬式佛教ならぬ葬式天理教になつては詰らないと思ふ。
が、しかし、大切な仲間である元幸さんとその家族のために、自分たちの手で精一杯の事をさせて貰ふことが出來るので、これはこれで惡くないと思ふ。
2007 年 11 月 3 日 (土) 文化の日
葬儀
昨日に引き續いて、元幸さんのお母さんの葬儀。
2007 年 11 月 4 日 (日)
のどかな休日
一日のんびり過す。
2007 年 11 月 5 日 (月)
仕事のメモ
もう一つのプログラムの改訂作業を續ける。半分ぐらゐ出來た。
2007 年 11 月 6 日 (火)
仕事のメモ
もう一つのプログラムの改訂作業。八割方出來た。と言ふか、日本語の分は出來た。英語の方に着手する。
順調に作業が進んでゐたところで、夕方近く、割り込みが二件發生。
一件目の姫路出張については、一旦、斷つた。が、教祖さまに諭されて、引き受けることにした。急遽、明日、姫路に出張する。
二件目は明後日のことになる。
2007 年 11 月 7 日 (水)
姫路
姫路に出張。いろいろと面白く、また、勉強になつた。
出張報告に詳しく書いたので、ここには繰り返さない。
2007 年 11 月 8 日 (木)
仕事のメモ
英語版が出來た。
事のついでに、一つ前に作つたやつも、英語版を作つておくことにする。
名古屋方面から電話。「ええーっ、アレつて、何で、今囘の開發に入つてゐないの?」と言ふ。あ、だから、それは、何度もお願ひしたのに資料を揃へて下さらなかつたからです。
2007 年 11 月 9 日 (金)
仕事のメモ
一つ前に作つたやつの英語版も出來た。
いよいよ、することが無くなつてきたので、スキャナを使ふ小物プログラムの改修に着手することにした。
こいつらは、スキャナからの入力とファイルの入出力を市販ツールに依存してゐる。その點を改めたい(内製化したい)と、前から思つてゐた。
ファイルの入出力は GDI+ に任せれば良い。スキャナ(TWAIN)の方も、CodeProject あたりに落ちてゐるラッパーを使へば、何とかなりさうだ。
2007 年 11 月 10 日 (土)
仕事のメモ
今日は休業日なのだが、會社に出て仕事をする。
スキャナを使ふ小物プログラムは二つあるのだが、そのうちの一つを改修する。
ごりごりと進めて、あらかた出來てしまつた。
晝飯は、久しぶりにまつ氏とラーメンを食つた。
月次祭
岩座神で月次祭。
妹が歸省してゐた。冬物の衣料を取りに歸つてきたのだと。
2007 年 11 月 11 日 (日)
CImage
MFC(ATL) の CImage は、DIB のラッパーで、GDI+ による畫像ファイルの入出力もサポートしてゐて、手輕で使ひやすいクラスだ。僕はこれの派生クラスを作つて使つてゐる。(CImage 以前は、自前で DIB をラップするクラスを作つて使つてゐた。)
が、問題が無い譯ではない。その一つは、CImage に讀み込むと畫像ファイルの解像度情報が失われてしまふ、といふ點だ。これを何とかしないと、特にスキャナなんかを使ふプログラムでは、具合が惡い。
atlimage.h を眺めながら、派生クラスに解像度情報を持たせる方法を考へたが、どうも、エレガントな解法は無いやうだ。ちよつと下品な方法で解決することにした。
2007 年 11 月 12 日 (月)
仕事のメモ
三人でセンターを訪問する。少しだけ、新しい知見を得る。
小物プログラムの最後の一つの改修に着手する。難しいと言ふよりは面倒くさい。
2007 年 11 月 13 日 (火)
一囘休み
通院と村の用事で會社を休む。
2007 年 11 月 14 日 (水)
仕事のメモ
最後の小物の改修を續ける。
このプログラムは、舊版のライブラリや既存システムのファイル形式に對する依存性が高いので、ちよつと難澁してゐる。
六割ぐらゐ出來た。
2007 年 11 月 15 日 (木)
Windows Vista
あれやこれやのプログラムを Windows Vista に入れて動かしてみる。
つひ先日まで我社では「Vista ? 何 ?」といふ状態だつたのだが、いや、もう、そろそろ對應を考へないと拙いでせう、といふ話になつて、急遽、動作檢證用のマシンが新調されたのだ。
動かしてみる前に、そもそも、入らないやつがある。OCX の登録に失敗するんである。手作業でこねこねして、何とかねじ込んだ。
更に、入れた後も、うまく走らない場合がある。アプリケーション自身が動作環境の初期設定を行ふために、レジストリの HKEY_LOCAL_MACHINE に書き込みアクセスする場合などだ。かういふものは、一度だけ「管理者として實行」しておけば、その後は通常のモードでも問題なく走るやうになることが多い。
大概の場合、入れる事さへ出來れば、例の UAC (User Access Control) に觝觸しない限り、そのまま問題なく動作させる事が出來る。
ウィンドウの外觀も、エアロ化およびグラス化されて、それなりに、新しく作つた別物でございます、といふ感じになる。この外觀の變化は、好みもあるだらうが、2000 から XP へ移行した時に比べると、まだ受け入れやすいやうに思ふ。半透明とか三次元表示とかのメリットつて、よう判らんけれども、それは、あなた、グラデーションのメリットがよう判らんかつたのと似たやうなものだから、氣にしないことだ。
一應、ほとんどのプログラムについて、導入時に適切な手作業を行へば、問題なく動くやうに出來ることが檢證できた。パッケージと言つても、CEによるインストールを前提とするソフトウェアだから、それで十分だと言へばそれで十分だ。本格的に對應するためには、インストーラを作りかへたり、プログラム自體に小手先でない變更を加へたりする必要がある。來年の夏ぐらゐまでにぼちぼちとやれば良いんぢやないかな。
2007 年 11 月 16 日 (金)
仕事のメモ
Vista の檢證の續きをやつたり、小物プログラムの改修をしたりする。
どちらも完了した。短期的には、もう、何もすることが無くなつてしまつた。
2007 年 11 月 17 日 (土)
仕事のメモ
今日は土曜日だが出勤日だ。
ビデオ鑑賞(何)を業務として行ふ。いや、本當です。「感想文を書け」とか言はれてゐるし。
逮夜
夜、大勢と連れだつて、元幸さんの家の逮夜に參る。
2007 年 11 月 18 日 (日)
蕎麥の選別と出荷
朝から岩座神で蕎麥の選別と出荷の作業をする。
半日で濟んだ。
2007 年 11 月 19 日 (月)
仕事のメモ
開發成果の整理やら、細々とした作業やら。
2007 年 11 月 20 日 (火)
月次祭
會社を休んで、大工さんを誘つて、教會の月次祭に參拜する。
今日は、かみさんが送迎してくれなかつたので、自分の車で行つて歸る。
2007 年 11 月 21 日 (水)
仕事のメモ
することが無いので、小物プログラム群の他國語スキンを作る。他國語と言つても、英語と中國語(簡體字)だけ。
スキンは、リソースだけのDLLとして實裝し、LoadLibraryEx() で着せ替へを行ふ。從來は LoadLibrary() でやつてゐたのだが、それだと Vista で失敗することが判つた。何か、LoadLibrary() の動作が變つたやうだよ。その所爲で、MFC の標準的なサテライト DLL の仕組み(ユーザーのロケールに合せて適當なサテライトDLLを讀み込むといふやつ)が動かなくなつてゐる。その仕組みは使はないから良いけれど。
一つ出來た。
スキンのスィッチャーも作る。
2007 年 11 月 22 日 (木)
仕事のメモ
小物プログラム群の他國語スキンが全部出來た。
いよいよ、來週からはすることが無い。最後の大物に手を着けるか。
2007 年 11 月 23 日 (金) 勤勞感謝の日
のどかな休日
午後、物を屆けに、岩座神に行く。
お宮さんに人影が見えたので寄つてみると「いのこ」だと言ふ。お參りして、焚火のそばで御神酒と燒いた餅をいただく。
2007 年 11 月 24 日 (土)
のどかな休日(續き)
子供たちは朝からサッカー大會に行つた。
かづぢいから預つたパソコンの檢死作業をする。ハードディスクが惡いと思ふ。手持ちに豫備のハードディスクが無いので、どうにも、作業を續けられない。返却するしかないみたいだ。
細々とした雜務を片附けたり、部屋の片附けをしたりする。
2007 年 11 月 25 日 (日)
サッカー
子供たちのサッカー大會の二日目を観に行く。暑いぐらゐの好天だつた。
昨日の豫選リーグを2勝0敗の一位で通過し、今日は決勝トーナメントである。結果は、一つ負けて一つ勝つて、第三位だつた。いや、うちの子供たちでなく、他の子供たちが頑張つたのだ。
久しぶりに、(舊姓)村井さんに會つた。同じく子供が大會に參加したのださうだ。
2007 年 11 月 26 日 (月)
仕事のメモ
細々とした作業。納品準備やら、技術調査のためのテスト・データの作成やら、ソースの整理やら。
2007 年 11 月 27 日 (火)
大阪
大阪は西中島南方に行き、エム氏と落ち合つて、一緒にエス社を訪問する。技術調査である。
2007 年 11 月 28 日 (水)
名古屋方面
朝早くから三人で名古屋方面へ出張する。
納品して、動作檢證を行ひ、檢收を上げてもらつた。よしよし。
2007 年 11 月 29 日 (木)
仕事のメモ
若旦那の所へ行く。
NHKの取材陣がカメラとマイクを持つて、びつたりと張り附いてゐる中で、一時間半ぐらゐ、二人で打合せをしたり、アイデア出しの雜談をしたりする。その樣子が、ひよつとしたら、少しは放映される事になるかもしれない。
午後、會議に出て、ソフトウェアの改造部分を動かして、新機能の實際の效果を披露した。オーケー、これで檢收を上げます、とのこと。よしよし。
水曜日の技術調査の結果をプログラムに反映する。
2007 年 11 月 30 日 (金)
メモ
昨夜遲くまでかかつて書いたメールを、朝、かみさんに見せて、えいや、で送信した。
仕事のメモ
出社して、自分の机の上に鞄を置いてから、今日は現場に直行する豫定だつた事を思ひ出して、ぎやあと叫んだ。「行つて來ます」と鞄を抱へて、車に乘つて、通勤路を逆に辿る。現場は自宅から五分もかからない所にあるのだ。
症状が確認出來た。原因もピンポイントではないが特定できた。
外附けのハードディスク(USB接續)をバックアップに使用してゐるのだが、こいつが故障してゐるらしい。
應急の囘避策を施して、ブツを引揚げて歸る。
晝前にあらためて出社。
午後、引揚げてきたブツの檢死を行ふ。いや、これ、死んではゐないみたいだ。ぢやあ、何が惡かつたのかといふ事だが、おそらく、遲延書込みの設定が有效になつてゐて、それが問題だつたのだらうと推測する。
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