樂しい日記

ノートパソコンのバッテリー

仕事場で澤山使つてゐるノートパソコンだが、思つた以上にヘタつてゐるバッテリーが多い。四六時中酷使されてゐるから仕方がないと思ふのだが、頭痛の種ではある。

バッテリーは「消耗品」として見るべきだといふパソコンメーカーの言ひ分も、もつともな事だと思つてゐる。あまりバッテリーを惜しみ惜しみ使ふと、ノートパソコンの力を發揮させることが難しくなる。

前任者は、バッテリーを取り外したノートパソコンを支給するといふ變なことをしてゐた。まあ、そうやれば、當然のことながらバッテリーは長持ちする。しかし、それは同時に、バッテリーが有用な働きをするチャンスを奪ふことでもあつて、さういふ事をしてゐると、いつたい何のためのバッテリーだつたのか、忘れてしまふことになる。そんな譯で、仕事場には、バッテリーの無いノートパソコンが數臺存在するのである（探したが、保管してあるはずのバッテリーを見つけることが出來なかつた）。

そこまでの本末顚倒はめつたに無いにしても、ウェブでよく見かける「バッテリーの壽命を延ばすためには」といふやうな事も、ほどほどにしなければいけないと思ふ。みな、ノートパソコンのバッテリーに氣を遣ふよりも、もつと大事な仕事を抱へてゐる筈なのだから。