樂しい日記 2001年6月
六月と言えば、これかな。
また立ちかへる水無月の
嘆きを誰にかたるべき
沙羅のみづ枝に花さけば
かなしき人の目ぞ見ゆる
6 月 1 日 (金)
計測せず
朝から営業会議。仕事をしていない、と責められる。うん、確かに、月給泥棒かもしれません。
こまごまとした事務処理。そして、格闘の残り【まだやってんの】。
6 月 2 日 (土)
計測せず
保育園の参観日。周りはほとんど母親で、父親らしき人は、僕のほかに一人だけだ。
登園後、一時間ぐらい、グランドで自由に遊ぶ。そのあと、部屋で、先生に絵本を読んでもらう。この保育園は「お話(物語)」によって子供たちの心を育てる、という方針なのだ。恵子先生【誰】のお話の読み方は、すごく上手だ。子供たちはみんな食い入るようにして先生と一緒に物語を楽しんでいた。
その後、お寺の本堂で、講演を聴く。講師の名前は忘れた。有名な人で、講演も手慣れた感じで、そこそこ面白かったけれど、うーん、いまいちかな。むしろ、この保育園の園長さんか理事長さんの話を聴きたいと思った。
*
子供の風邪が移ったみたいだ。
6 月 3 日 (日)
忘れた
悠助を連れて岩座神へ行く。少し熱っぽい啓作はかみさんと牧野に残す。分割統治である。
悠助、一人だからか、あまり元気がなく、おとなしい。こっちも、げほげほ咳が出て、ふらふらする。電話で様子をたずねると、かみさんもぐったりした声を出している。
夜、啓作、39度以上の発熱。
6 月 4 日 (月)
忘れた
げほげほ咳が出てふらふらする。
会社を休んで、かみさんと啓作を連れて、矢持医院に行く。悠助は何ともないので保育園に登園。実のところ、啓作も一晩寝て、平熱に戻ってケロリとしているのだが、本人が、悠助みたいに熱を出して休みたい、と思っている節が見えたので、念のためもあって、休ませた。が、これは失敗。こら、静かにせい。お父ちゃんは寝たいんじゃ。
はちべえ【誰】から電話。明日、○○繊維にあれ【どれ】を見せることになった、って。うーん、困った。明日になってから考えよう。
*
お通夜。知り合いの息子さんが死んだ。泣く以外のことは出来ないよね。
6 月 5 日 (火)
忘れた
○○繊維に、はちべえ【誰】とボス【渾名】を伴って、あれ【どれ】を見せに行く。恥をかきに行くようなもんだが、自分の蒔いた種だから、誰に当る訳にもいかない。
6 月 6 日 (水)
本日の体重 79.1 kg 体脂肪率 28.2 %
残っている前任者【誰】のソースは、あと二つ。今日は、一つの半分ぐらい。
ボス【渾名】の方の面倒も見てやらないと、あれ【どれ】が進まないのだが、まだちょっと余裕が無い。
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「佐倉哲ホームページ - 佐倉哲エッセイ集」 何と言うか、目の粗いヤスリでガリガリと削られる【何を】ような感じで、少し読み疲れする所がありますが、非常に面白いです。ただし、宗教にまったく興味の無い人には、そこに寄って来ている人たちの発する電波がキツすぎるかもしれません。また、何らかの信仰を生きる拠所にしている人には、氏のエッセイは悪意に満ちたものとしか見えない場合もあるようです。しかし、宗教について真面目に考える所のある人は、氏の非常にストレートな(原始)仏教の理解に基づく「信仰を捨てろ」という主張を一度は読むべきであると思います。
6 月 7 日 (木)
本日の体重 79.4 kg 体脂肪率 27.9 %
前任者【誰】のソースは、残りあと一つ(の半分)になった。やれやれ。
明日の準備がちょっと心許ない気がするが、まあ、明日のことだ。
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かずん氏【誰】が "Mr. Bojangles" の歌詞をメールで送りつけてきて、「訳せ」と言う。それで、「月刊○○ 2001年6月号」は、"Mr. Bojangles / Jerry Jeff Walker" となった。
で、後で気付いたのだが、このメールはまれびと氏【誰】に送ったやつのカーボン・コピーですな。はあ、競争入札だったのか。
と言うわけで、まれびと氏の訳も、近々、出てくるかもしれない。
6 月 8 日 (金)
本日の体重 79.3 kg 体脂肪率 27.5 %
前任者【誰】のソース、終った。あと、あれ【どれ】とあれ【どれ】が残っている。
確定調査【何】。無事に終った。
6 月 9 日 (土)
忘れた
何したっけ? 憶えていない。多分、のどかな土曜日だったのだろう。子供と一緒に昼寝をしたのか。
6 月 10日 (日)
忘れた
夜、月例祭。もうすぐ一周年だ。
かずん【誰】は、としさださんに岩座神の秋祭の笛を見せてもらうためもあって、久しぶりの来訪。
6 月 11 日 (月)
忘れた
風邪がぶり返したらしい。全身がだるい。帰って寝たいと思いながら、定時まで仕事する。今は、鹿ちゃん【誰】と前任者【誰】と僕の三人がぐちゃぐちゃと触ったソースが相手である。これも中々きつい。
土曜日、実は全員出勤日だったそうだ。
6 月 12 日 (火)
本日の体重 78.7 kg 体脂肪率 29.0 %
引き続いて、ぐちゃぐちゃのソースを触る。もっとぐちゃぐちゃにして、完成。
*
帰宅前に、かずん【誰】の家に寄る。Willie Nelson のコピーを渡して、Sammy Davis Jr. のを借りる。
6 月 13 日 (水)
本日の体重 79.1 kg 体脂肪率 28.3 %
日誌【何】にシャチハタをぽんぽん。何やってんだか【謎】。
最後に残ったソースに手を付ける。これは僕が作ったやつで、比較的新しくもある。読んでいて、そんなに腹が立たないのは、やはり、それなりに進歩の跡が見られるからだ。って、本当か? 単に、当たり所が無い、というだけかもしれない。明日一日で、何とかなるかな。
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Mr. Bojangles だが、まれびと氏の訳が出たので、参照して、こちらの訳文も改訂した。
6 月 14 日 (木)
本日の体重 78.9 kg 体脂肪率 27.8 %
最後のソースを片付けた。やれやれ。もう少し手を入れて、いわゆる「過剰品質」にするのが僕の流儀だが、さすがに疲れた。明日は早いし、これで勘弁してもらおう。
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寝る前に、かみさんの仕事の手伝いをする。
6 月 15 日 (金)
計測せず
5:30 に家を出たら、さすがに着くのが早すぎた。名神のリフレッシュ工事はもう終っていたのだ。敵城【何】を横目に見ながら、のんびりとモーニング・コーヒーを飲んだのだが、それでも、まだ時間が余った。約束の 10:00 から 仕事にかかる。いくつかのプログラムの更新と、それに伴う環境の変更と調整。あなた【誰】、私は一生懸命に仕事をしておるのですから、横から、やいのやいのと言わないで戴きたい。ほら、間違えた。ちょいちょい、と。うん、何でもありません。15:00 ぐらいには終るだろうと思っていたのだが、結局、19:15 までかかった。ああ、しんど。
ガソリン・スタンドでは、「窓をお拭きしても宜しかったでしょうか」と尋ねられるし、サービス・エリアのレストランでは、「お冷をおつぎして、良かったでしょうか」と訊かれる。いや、過去形で言っているけれど、まだ、窓は拭かれておらず、冷水は注がれていない。拭いてやろうか、注いであげようか、と、こちらの意向を尋ねているのだ。丁寧に言うと過去形になる、ってのは英語だけかと思ってたが、中部日本でもそうなんか。で、こういう時は「拭いて頂いて、有り難うございました」とか言うのが、正しい応接になるのかしら。
会社に帰ってきたら、まだ灯が点いていた。帰宅は、23:00 ごろ。
*
明日は親父の命日。
6 月 16 日 (土)
計測せず
途中で缶チューハイを自販機で買って、墓に参る。既に缶ビールが二本供えてあった。
*
岩座神の研修旅行。20軒もない村から30人の参加者。婦人会も老人会も加えて、各家から少なくとも一名、たいていは二名が参加して、ほぼ、村中総出という勢いだ。
研修の目的は、景観協定および景観むらづくりのための先進地視察。行き先は、四国は愛媛県の内子町および双海町。
7:00 に岩座神を出発。中国道、播但道、山陽道、瀬戸中央道(瀬戸大橋)、高松道、松山道を経て、14:00 過ぎに内子町に到着。
内子(うちこ)町は、愛媛県南西部の内陸の町で、かつては和紙と木蝋の生産で栄えた町だそうだ。八日市護国地区の町並保存センターで、岡田文淑さんの話を聴く。岡田さんは、現在は町並保存センター長で町の嘱託職員であるようだが、ずっと町の企画課長などをなさってきた方で、この町の20年にわたる町並保存とそれによる町の活性化の運動の中心的人物だ。岡田さんの話は、自分自身が直面した(また現在も直面している)こういう運動の難しさを率直に打ち明けるもので、「さあ、あなたがたも頑張って、内子町に続いて下さい」というような、単純な明るい話ではなかった。その反面、特に運動の組織化の面に関して、いくつかの貴重なノウハウが語られ、実践的な面白い話でもあった。
岡田さんの話を聞いた後、半分ほどに分かれて、一方は町並を散策、もう半分は石畳地区を見に行く。
石畳地区というのは、町の奥の方にある農村地区で、八日市護国地区の町並保存につづいて、村並保存の運動の中心になっている所だ。棚田の村でもあるので、岩座神の住人としては、是非、見ておきたい場所だった。当初、全員で見に行く予定だったが、乗ってきた大型の観光バスではとても行くことが出来ないと言われた(事実、そうだった)ので、希望者だけ、タクシー4台と内子町役場の車一台に分乗して、見に行くことになった。
「石畳の宿」という町営の宿泊施設を見る。古い農家を改造したものというが、非常に洗練された建物である。いやあ、これ、良いです。
研修を終えて、「ハイプラザうちこ」という、これは船員保険保養所ですか、あんまり面白くない宿に入る。風呂に入って、宴会して、と、研修旅行のお決まりコースである。かちかち【何】もやったみたいだが、僕は、ばたんきゅーでした。
6 月 17 日 (日)
本日の体重 81.3 kg 体脂肪率 22.3 %
8:30 内子町の宿を出て、10:00 前に双海町に到着。
「沈む夕日が立ち止まる町、双海(ふたみ)」である。海辺の町だ。岩座神の景観むらづくりとどういう関係があるのか、と思っていたのだが、研修旅行を企画した澤先生は、みんなをこの町の若松進一地域振興課長に会わせたかったようだ。若松さんは、10年前には何も無い町だった双海町を「夕日の町」として売り出すことに成功した、その筋【どの筋】では有名な人らしい。会ってみると、その人そのものが観光資源のような、サービス精神の旺盛な、明るいざっくばらんな人だった。原付バイクでバスを先導して町の観光施設をあちこち案内しながら、苦労話も面白おかしく話して、最後には自宅に作った私設の小博物館まで見せてくれた。岡田さんとは全然タイプの違うフィクサーで、勢いだけ、みたいに見える面もあるのだが、それは、具体的な細かいことを言っても役に立たないから、勢いだけを受け取ってくれ、という感じでもある。
ああ、面白かった、という感じで双海町を後にして、帰途につく。
途中、重信町の「足立の庄」という所で昼食。これは、ずいぶんお金のかかった洗練された施設なのだが、何か、いまいち趣旨がはっきりしないテーマ・パークというか、レストランというか、土産物屋というか、日曜日なのにこんな少ない入場者でやっていけるの、と経営状態が心配になると言うか、とにかく、何か良く分らない所だった。何となく、土産を買う。
滝野で夕食。うどん。20:30 頃、岩座神に帰着。
6 月 18 日 (月)
本日の体重 80.3 kg 体脂肪率 24.5 %
金曜日の留守中に来ていたメールや電話に応対。書類の作り直し。例のプログラムの再修正。
*
叔父からメールでコンテンツを貰った【違】。講演のテープから書き起したテキストで、小冊子にする予定の文章だ。え、もう、小冊子になってるのか。これ、ちょちょいと整形すれば、立派なウェブ・コンテンツになる。「価なしに受けたれば価なしに与えよ」だ。甥っ子は、月刊○○の増刊号にしようと決めた。
6 月 19 日 (火)
忘れた
システム・ダウン。会社を休む。
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孝博さんの依頼により、研修旅行のスナップ写真を印画する。数が多いので、サンダさんでやってもらう。どんなメディア(今回は MO)でも受けてくれるし、画質の調整とかトリミングとかも適切にやって貰えるので、任せて安心なのである。
おばちゃん【誰】の豪華パソコン、FMV デスクパワーのセットアップ。うへえ、気が遠くなるぐらい沢山のプログラムが入ってる。「プログラム」のメニューが2列になってる。誰がこんなに沢山のアプリケーションを使うんだ。ネットワークにぶら下げて、ルーター経由でインターネットに接続する。
6 月 20 日 (水)
忘れた
引き続き、システム・ダウン。会社を休む。どうも、最近、疲れやすい。
*
おばちゃん【誰】のパソコンのセットアップの続き。えい、うるさい、@nifty なんぞに入る気はないのじゃ、消えろ。うーむ、どう考えても、おまけアプリの大盤振舞いは、頭が悪いとしか思えない。おばちゃんのでなければ、綺麗さっぱりと、フォーマットして再インストールする所だ。
*
橿原の叔父から、さらにメール。今度は、単行本の原稿の一部。父の最期について書いているので読んでみて欲しい、と。
東京の叔父から電話。メール・アドレスを橿原の叔父から教えてもらって、ジャガイモの礼状を出そうとしているのだが、何遍やっても帰ってきてしまう、メール・アドレスを確認したい、と。あ、それ、iii4u じゃなくて iij4u です。すぐに届いた。魚のお礼を返信。
6 月 21 日 (木)
本日の体重 79.8 kg 体脂肪率 26.5 %
颯爽と出社。仕事もそこそこ片付ける。
名古屋方面から見積り依頼。ワカリマシェン、では済まないか。前任者【誰】に訊いてみよう。今更言っても始まらないが、何で会社は彼が退社することを許したんだ。
*
かみさんが叔父の原稿を読んで、いろいろと思うところがあったらしく、丸一日かかって、叔父への感想のメールを書いていた。
6 月 22 日 (金)
忘れた
名古屋方面のプログラムの修正。完了。
見積りに関する問い合わせ、前任者【誰】から、つれないお返事【謎】。いや、そのぐらいのこと【何】は、ソースを眺めただけで判ったんですけれど、、、
エフ君が会社を辞めたいと言っているらしい。え、ほとんど決まり、なの。エムさんも、ですか。
6 月 23 日 (土)
忘れた
加美町の温水プールへ子供たちを連れて行って一時間ぐらい遊ぶ。その後、岩座神へ行って、昼飯。子供たちをおばあちゃんに任せておいて、帰って、あれこれ用事を片付ける。
6 月 24 日 (日)
忘れた
かみさんがダウン。腹痛。
夕方、悠助が胃の中のものを戻す。元気にはしているのだが。
6 月 25 日 (月)
本日の体重 80.2 kg 体脂肪率 25.1 %
ボス【非渾名】と裏ボス【何】は、そろって、中国。ニイハオ。いったい、何しに行ってんだか。
定くん【誰】に連れられて、大阪の弁理士さんを尋ねる。特許を取るつもりなのだ。
*
畑中さんの親父さんが亡くなられた。明日お通夜。
6 月 26 日 (火)
忘れた
仕事も適当にする。連絡が付かないぞ。
*
畑中さんの親父さんのお通夜。
6 月 27 日 (水)
本日の体重 79.8 kg 体脂肪率 25.6 %
名古屋方面へ、見積りの作成と提出。もうひとつ、京都方面へも、見積りの作成と提出。
若い女性たちの○○○のためのハードウェアが月末にやって来るとのこと。
6 月 28 日 (木)
忘れた
ボス【渾名】は、少しづつだが、着実にプログラムを作りつつある。うーん、と思うような所も少しはあるが、お、こんなこと出来たか、みたいな所があって、おおむね、任せておいて安心である。
こっちでも大きな改造をやりたいのだが、さあ、どうしようか。
6 月 29 日 (金)
計測せず
若い女性たち【経歴詐称】の○○○に納める SUN のワークステーションが入荷した。Solaris 7 / Solaris 8 がプレ・インストールされており、初回起動時にどっちかを選ぶようになっている。縁起物だから 8 にする。デフォルトのウィンドウ環境は CDE (Common Desktop Environment) だが、古い OpenWindow 環境も選べる。うちのプログラムは OpenWindow を前提にしているから、そっちを選ぶ。ん? OpenWindow は先が無いから CDE に移行することを薦めます、だと? CDE の未来もそんなに明るいとは思わないぞ。
ULTRA Sparc IIi だかの 440 MHz で、メモリは 256 MB、ハードディスクは 20 GB だ。これで、約 50 万円だったっけ? 単純な比較は出来ないが、一般的な Windows パソコンだと、このスペックでは 10 万円にもならない筈で、随分と水をあけられたものだと思う。
*
かみさんが、急に、「蛍を見に行こう」と言い出す。加美町のホームページで蛍情報を確認。ちょっと時季が遅れたようだが、まだ飛んではいるらしい。月が花橋の堤防あたりで、合計十数匹の蛍を見ることが出来た。
明日は子供たちの誕生日だ。「可愛いのは3歳まで」だそうだが、「まで」というのは「以下」でしょうか「未満」でしょうか。それによって、明日から子供たちが可愛いかどうか決ってくる訳だが。
6 月 30 日 (土)
計測せず
電話番出勤。
SUN ワークステーションのセットアップの続きを行なう。あ、良い感じだ。
連れ立って、串万へ昼飯を食いに行く。ちょっと贅沢に、1200円の梅定食。ご飯と味噌汁が美味い。食後のコーヒー(200円)も追加で頼んだ。満足しました。ホームページを作りつつある、とのこと。出来たら、教えてね。
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子供たちの満三歳の誕生日である。おばちゃんがケーキをプレゼントしてくれた。かぶっているのは、保育所からのお誕生日のプレゼント。
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