樂しい日記 2008年1月
2008 年 1 月 1 日 (火) 元日
初詣
いつものやうに天理教教會本部の南禮拜場で新年を迎へる。
屋臺のおでんで一杯やつて、三時半ごろに岩座神に歸つてきた。
七時、岩座神のお宮さんに初詣。
八時半頃、岩座神のお寺に初詣。
十時頃、教會に行かうと思つて車に乘つたが、キーを囘しても、うんともすんとも言はない。ありやりや、バッテリーが上つてしまつたらしい。仕方がないので、輕トラックで教會に行く。
晝頃に家に歸つてきて、後は半日ごろごろと寢正月である。
2008 年 1 月 2 日 (水)
正月休み(二日目)
午前中、ごろごろと寢正月。
午後、ブースター・ケーブルで輕トラックから電氣を取つて車を始動させ、友達がやつてゐるガソリン・スタンドに行つて、應急措置を施してもらつた。
2008 年 1 月 3 日 (木)
正月休み(三日目)
かみさんと妹に手傳つて貰つて、母の指圖のもと、母屋の片附けをする。
大層な家財道具がある譯ではなく、整理箪笥を幾棹か離れに移動させたり、不急の臺所道具を片附けたりするだけ。
おおむね準備は完了した。
2008 年 1 月 4 日 (金)
仕事始め
うちの會社は今日が仕事始めである。有給休暇を取つてゐるのだが、出社して、週初の朝禮(年始會を兼ねてゐる)にだけ參加した。「今年は氣合を入れて仕事をします」といふ抱負を述べる。
朝禮の後、すぐに家に歸る。
移設
教會の會長に來て貰つて、母屋に祀つてあつた親神(おやがみ)樣と御靈(みたま)様の社を離れに移設して貰つた。
2008 年 1 月 5 日 (土)
準備の休日
解體工事の前に、と言ふ事で、近所三軒に挨拶に行く。
午後、稻木(いなき、なる)と稻木の足を片附ける。丸半日かかつた。ああ、しんど。
子供達は、凧揚げ大會に參加。姪つこが手間暇かけてちぎり繪で畫いてくれたけいさくの凧がアイデア賞を貰つた。
2008 年 1 月 6 日 (日)
チョコレート・パズルを解くプログラム
「チョコレート・パズルを解くプログラム」のページを更新。プログラムをバージョン・アップして、ホワイト・チョコレート・パズルにも對應させた。
メモ
離れの部屋の傷んだ疊を母屋にある小マシな疊と入れ替へようとしたが、寸法が合はなかつた。代りに隣から貰つた上敷を敷いた。
古い文机と古いパソコンを廢棄することにした。
これで準備完了といふことにする。
車のバッテリーを交換する。
故障してゐたカーナビのオーディオ部分が復活。CDオート・チェンジャーの一時的な不調が原因だつたらしい。機械的に草臥れてゐるやうなので、CDオート・チェンジャーは使用しない方が良いやうだ。
2008 年 1 月 7 日 (月)
仕事のメモ
今日が實質的な仕事始めである。
會議のスケジュールを立てる。
今後使ふライブラリの整備をする。ついでに名稱も變更。
割込みで、コンテストの審査員みたいなことをする。
メモ
假設工事が始つた。今日は、風呂が設置されただけ。
2008 年 1 月 8 日 (火)
仕事のメモ
朝、客先に直行して、障碍の對應に當る。
昨日電話で聞いた時に豫想した通りの症状で、要するに、パスワードが期限切れになつてゐる、といふだけの事だつた。えぬ氏がゐてくれたら、自力で解決してくれてゐた筈だと思ふ。「事情があつて辭めた」といふのは何なのかね。えぬ氏に言及するのはタブーになつてゐるやうなので、しつこく聞くことは出來なかつたが。
晝前に會社に出て、後は一日、しこしことコーディング三昧である。
メモ
結局、假設工事は、今週いつぱいは掛るらしい。解體工事は來週に入つてからださうだ。
2008 年 1 月 9 日 (水)
仕事のメモ
今日は一日中しこしことコーディング三昧である。いやあ、樂しい。
スパム對策としてのGmail
このサイトは、管理者のメール・アドレスが非常に推測しやすいものになつてゐる。そのため、以前からスパム・メールには非常に惱まされてきた。最近では一日あたり100通ぐらゐ來る。管理者のメール・アドレスを變更出來れば良いのだが、使つてゐるホスティング・サービスの仕樣では、それが出來ない。
つい先日までは、スパム對策として、次のやうな三段構へのフィルタを通してゐた。
- ホスティング・サービスによるスパム・フィルタ
-
ホスティング・サービスがサーバ上で無料のスパム・フィルタを提供してくれてゐる。
スパムと判定されたメールには、件名に、スパムであることを示す文字列を追加するやうに設定。
- POPFile による振り分け
-
パソコンに POPFile を導入して、メールを振り分けてゐる。
ここでも、スパムと判定されたメールには、件名にスパムであることを示す文字列を追加するやうに設定。
- Thunderbird による振り分け
-
件名にスパムであることを示す文字列が追加されてゐるメールは、受信トレイに留めず、直ちに迷惑メール・フォルダに移動するやうにフィルタを設定。
長い間、と言つても、ここ一年半ぐらゐか、これで滿足してきた。ホスティング・サービスのスパム・フィルタと POPFile とは屋上屋を架すかのやうだが、ホスティング・サービスとは別のメール・サーバも使ふ。また、POPFile は、スパムでないメールを分類するのにも使ふので、これはこれで良いのである。
しかし、去年の秋ぐらゐから、管理者のメール・アドレスにやつて來るスパムが猛烈に増えた。それでサーバのスパム・フィルタや POPFile が誤動作する譯ではない。しかし、どちらのフィルタも、マークを附けるだけで、スパムを遮斷することはしない。スパムをゴミ箱に放り込むのは Thunderbird の仕事だ。かうもスパムが増えてくると、Thunderbird の起動時のメール・チェックも隨分と時間が掛るやうになる。POPFile の履歴もあつと言ふ間に10ページを越えてしまふ。
イライラが募つて來たので、ちよつと考へた。そして、結果的に、次のやうにした。
問題の管理者宛のメールを全部 Gmail に轉送する。Gmail に轉送後、サーバにはメールを殘さない。Gmail は轉送されてきたメールをフィルタに掛けて、スパムを隔離してくれる。そして、Gmail の受信トレイに殘つたスパムでないメールだけを Thunderbird でダウンロードする。POPFile を中繼しても良い。
管理者宛のメール以外は、あまりスパムが無い(メールそのものが少ない?)ので、Gmail には轉送せず、今まで通りの經路で受け取る。
と言ふ次第である。
うまく動いてゐる。いやあ、快適だ。
2008 年 1 月 10 日 (木)
仕事のメモ
今日も一日中(以下略)。
月次祭
夜、岩座神で月次祭。
今日から祭の場所は母屋でなく離れの方である。
2008 年 1 月 11 日 (金)
仕事のメモ
お晝は客人と一緒に外食。カレー・ドリアが旨かつた。
午後は客人を圍んで技術檢討會。
午前中と夕方のみ、しこしことコーディング三昧であつた。
2008 年 1 月 12 日 (土)
仕事のメモ
土曜出勤日である。
午前中、がやがやと雜談會議。所謂ブレイン・ストーミングといふやつ。
午後は、しこしことコーディング。
2008 年 1 月 13 日 (日)
初總會
岩座神の初總會。
昨年度の會計決算報告、今年度の豫算案審議、役員改選、と言つたところ。
長井の叔父が片附けの手傳ひに來てくれた。
2008 年 1 月 14 日 (月) 成人の日
メモ
母屋の屋根裏に保管してあつた茅(かや)を降す。たかひろさんに貰つてもらふ豫定。
えす氏と一緒に、「空飛ぶ絨毯」といふはカレー屋さんで晝飯を食ふ。この店は、タンドーリ・チキンのトマト煮が旨いのである。いろいろと話をしたが、これと言ふ名案は浮ばない。
2008 年 1 月 15 日 (火)
仕事のメモ
ごによごによとプログラムを作つてゐる。
特に難しい事は無い。少々面倒臭いだけ。今やつてゐる分は、明日にでも仕上るだらう。
メモ
解體工事が始つた。晝間の事なので現場に居合せることは出來ない。
今日も長井の叔父が手傳ひに來てくれたさうだ。
解體工事は約一週間かかるだらう、とのこと。
2008 年 1 月 16 日 (水)
仕事のメモ
Authenticodeによるコード・サイニング證明書について、調べたり、實驗したりする。
これは、謂はば、プログラムの身分證明書だな。コード・サイニング證明書をプログラムに附けると、(1)そのプログラムの出所が弊社であること、そして、(2)そのプログラムが第三者によつて改竄されてゐないことが、權威ある第三者機關によつて證明される。
Windows Vista の場合、權限昇格を必要とするプログラム(例へば、レジストリの HKEY_LOCAL_MACHINE や、ハードディスクのシステム領域に書込みを行ふもの)は、證明書が附いてゐないと、非常に恰好が惡いことになる。そのプログラムを實行しようとするたびに、Windows が「何か身許不明のプログラムがコンピュータの設定を變更しようとしてゐますが、大丈夫ですか。止めておいた方が良いですよ」といふ警告を出す。ほとんどウィルス扱ひである。
證明書は VeriSign とか GlobalSign とかから購入しなければならない。價格は VeriSign のが94,500圓、GlobalSign のが59,850圓。ともに消費税込み、一年間の有效期限。
2008 年 1 月 17 日 (木)
解體工事三日目
解體工事三日目の朝の寫眞である。
雪害被災地の寫眞ではない。念のため。
ちなみに、『岩座神レポート』のタイトル寫眞として、解體直前の14日に撮つた寫眞を飾つておいた。
仕事のメモ
今日はコーディングを休んで、ドキュメントの作成やら、打ち合せやら。
先週の土曜日にやつた雜談會(違)の、まとめと言ふかメモを作成して、關係者に囘覽する。
豫定には無かつたのだが、若旦那がやつて來たので、おう君と二人で面談する。
2008 年 1 月 18 日 (金)
仕事のメモ
今日もコーディングを休んで、ドキュメントの作成である。
一つは、昨日の若旦那との會談のまとめ。これから作るべきプログラムに對する要望があれこれと澤山ある譯だ。しかし、これ、全部やつてたら、とんでもない工數になりますぜ。豫算が足りない。
もう一つは、それが濟んだ後に作るべき(作りたい)プログラムの(言葉による)ラフ・スケッチ。社内檢討資料なのだが、まだ海のものとも山のものとも知れないものなので、取り敢ず、精一杯大きく風呂敷を擴げておく。
2008 年 1 月 19 日 (土)
法事
松本さんの家の法事である。
御馳走を戴きすぎて、今になつても腹が苦しい。
解體工事五日目
解體工事五日目の寫眞。
母屋は風呂場のあたりを殘してほとんど無くなつた。
重機でバリバリ壞すやうな威勢の良い作業ばかりではなく、原材料別の仕分けを手作業で叮嚀にやることが必要らしく、結構手間が掛るやうだ。
「申し譯ありませんが、よろしくお願いします」と挨拶をすると、「仕事なんで、何でもやります」と言つておられた。
裏の納屋がまだ丸ごと殘つてゐる。全部片附くのは來週の半ばになると思ふ。
2008 年 1 月 20 日 (日)
慌ただしい休日
午前中、雪がちらつく中、岩座神の蕎麥打ち大會。
午後、教會の月次祭。
夕方、橿原の叔父を病院に見舞ふ。大丈夫さうだつたので會はずに歸つた。
2008 年 1 月 21 日 (月)
仕事のメモ
細切れの仕事をあれこれと片附ける。
2008 年 1 月 22 日 (火)
仕事のメモ
Vista の UAC(ユーザー・アカウント制御)の仕組に對應するためには、從來のアプリケーションの中から、システム・ワイドな(複數のユーザーに關係する)設定を變更する部分を分離して、別プロセスにする必要がある。レジストリの HKEY_LOCAL_MACHINE に書込みを行つたり、ハードディスクのシステム領域に書込みを行つたりする部分だ。その部分だけを、權限昇格が必要な別のアプリケーションとして作らなければならない。
まあ、面倒くさいと言へば面倒くさいが、別に難しい事ではない。ダイアログ・ベースのアプリケーションを一つ作つて、權限昇格が必要だと明示するマニフェストを附けてやれば良い。
ただし、同じシステム領域へのアクセスであつても、データを讀出す方は、メインのアプリケーションにも殘さなければならない。うーむ、やつぱり面倒くさい。同じコードを別の所に書くのは嫌だし、ライブラリにするのが本筋か。
メインのアプリケーションから設定アプリケーションを呼び出すときには、CreateProcess(CreateProcessEx) ではなくて、ShellExecute(ShellExecuteEx) を使ふ。さうしないと、Vista ユーザーにとつてはお馴染みの權限昇格を確認するダイアログが出て來ず、問答無用で起動に失敗する。
2008 年 1 月 23 日 (水)
體重 78.6 kg 體脂肪率 27.7 %
仕事のメモ
若旦那のためのプログラムについて、詳しいラフ・スケッチ(形容矛盾)を書く(繪は拔き、言葉だけ)。作るときのことを考へながら眞面目に書いたので、10ページを越えるものになつた。一應「機能仕樣書(案)」だ。
やはり、豫想した通り、結構なボリュームである。削れる所はほとんど無いから、豫算を上げて貰はないと不味い。
夕方、おう君と二人で若旦那のところに出向き、おつさん(敬稱)も交へて四人で作つたばかりのラフ・スケッチの讀み合せをする。内容については無問題。豫算要求については、ご希望(だけ)は承りました、との由。
2008 年 1 月 24 日 (木)
體重 78.4 kg 體脂肪率 29.2 %
仕事のメモ
最後に殘つてゐる大物の古いソースを參照用に凍結すべく Visual SourceSafe にぶち込む。
こいつは、中核部分を書いて製品化したのがほぼ10年前なのだが、何やかんやと機能擴張をしたり、稼働環境や開發環境の變化に合せて作りや装ひを修正したりして、現在も現行商品として販賣してゐる。
最初に書いたときは、VC++ 4.0 を使つたかな。もう忘れた。現在では、Visual Studio .NET 2003 でビルドしてゐる。インストーラさへ最新のものにすれば、Vista の環境でも一應走ることは確認濟みだ。そして、走りさへすれば、Vista のエアロのお蔭で、それなりに最新のソフトらしく見えたりもする。
自分で言ふのも何だが、良く出來た、成功したソフトウェアだと思ふ。基本的な造作がしつかりゐるのが良い。
しかし、もう限界なのである。機能擴張を續けた所爲で、建増しを續けた温泉旅館みたいに、内部が迷路のやうになつてきた。これ以上の機能向上を圖るためには、一度全部壞して、基礎からすつきりと作り直した方が良い。
ただし、當面は若旦那のためのソフトを作らないといけない。着手できるのは數ヵ月先のことになるのだが、さあ、うまく行くかしら。
2008 年 1 月 25 日 (金)
體重 78.0 kg 體脂肪率 忘れた
仕事のメモ
昨日の續きで、古いソースの整理をする。
と言つてゐる端から、その古い奴に對する機能追加要求が出て來るではないか。はつくんが作つてゐる例の試作品との聯繋だ。ごによごによと二時間ばかり掛けて作る。ファイルを渡して起動するだけだから簡單だ。
しかし、考へてみれば、若旦那のために作る奴も、この古いのをフロント・エンドとして使ふ豫定だから、まだまだ保守開發から解放される日は遠い譯だ。何が「參照用に凍結」だ。
2008 年 1 月 26 日 (土)
仕事のメモ
土曜出勤日。
午前中は、古い奴の新版開發に關するアイデア出しの會議。
立場によつて思惑が違ふので、議論が交錯してまとまらない。
午後は、ディザ處理を使ふプログラムの手直し。
誤差擴散法の實裝方法が拙くて、累積した誤差が解消されずに遠くまで傳播してしまふ場合があつた。
2008 年 1 月 27 日 (日)
メモ
午前中、かみさんと建築資材店に買物に出掛けたり、岩座神の母屋の跡地を檢分したり、立木の整理でお世話になつた人御禮の挨拶をしに行つたりする。
岩座神はまだ雪が積つてゐた。寫眞は北側の田圃から母屋が有つたあたりを撮つたもの。
何もなくなつた地面を見ると、あれ? こんなに狹い家だつたのか? と思ふ。いや、元々、宏大な屋敷と言ふには程遠いものだつたけれど、それにしても狹いなあと感じる。多分、視線を遮る物が無くなつて向うの景色が見えるために、同じ空間でも相對的に狹く見えるのだらう。
まあ、良いや。いまさら廣くはならん。ともかくも、ここに借金の塊が建つ譯だ。
午後は昨日の仕事(誤差擴散處理の手直し)の續き。隨分良くなつた。
さうさう、橿原の叔父はまだ病院にゐるけれど、非常に元氣にしてゐるさうだ。病室にノート・パソコンを持ち込んで、何やらごそごそしてゐる、と會長が言つてゐた。きつと「これは良い話の種が出來た」とか言つて、今囘のことを書き留めてゐるんだらう。
2008 年 1 月 28 日 (月)
地鎭祭
午前中、會社を休んで、工務店の社長にも來て貰ひ、教會の會長に司祭してもらつて、地鎭祭を行ふ。
雪が解けて泥でぬかるんでゐるだらうと心配して長靴を持つて行つたのだが、昨夜からの寒氣で地面が凍ててゐて、會長の草履もさして汚れなくて濟んだ。
神樣に食物を供へ、人と敷地の御祓ひをし、土地を鹽と酒で清め、玉串を獻げて工事の安全を祈る。
地鎭祭といふのは「土地の神樣」を「鎭める」のだな、きつと。
しかし、天理教で親神樣を「鎭める」といふのは何か變である。「鎭める」必要があるのは、怒つて祟りをなす神樣だ。
と言ふことで、ググつてみた。
以下は、ログハウスを扱つてゐる工務店のサイトからの引用である。「雑学(地鎮祭)」といふページを見て、京都の寺の住職さんが「地鎭祭の本當の意味はかうですよ」とメールをくれたさうだ。
☆地鎮祭の意味について:
地鎮祭の意味についてですが、最近は土地の浄化にばかり注目がいきますが、本当の意味は違います。
日本には八百八の神様が居られ、土地を所有されています。日本は国土が狭く、もともと農耕民族ですから土地の所有については神代の昔から争いの元でした。神様の所有されている土地に居(家)を構えるのですから、勝手に建てて神様のお怒りに触れないように土地を借りるための『土地借用の儀式』なのです。
神道式と仏式とがありますが、神道はもともと日本の神を礼拝の対象としていますから理解できますよね。
仏教は外来宗教なのですが、やはり土地を日本の神様より借用して建立されていますから、神道以上に気をつけて拝みます。
ちなみに、神道式も仏式も祭文(表白)の中には以上のような意味の文章が織り込まれています。
そして、家が完成した時には、地鎮祭で借用の契約をした神様を祀るために神棚を設けるのが本義です。現在のように神棚も作らず、勝手気侭に暮らし、鎮守様をお参りすることもしない人々を見て、神様が怒られるのも無理ないと思いませんか?
今流行りの崇りや霊障が起こるのも・・・
仏ほっとけ・・・って冗談で言いますように、仏様は放って置いても崇ったりしませんが、神様は・・・怖いです。
うちは寺ですが、きちんと鎮守様を祀り、別に神棚もあります。
坊主の仲間内でも「神祀りだけは慎重に丁寧にしないと」って話になります。
京都東山 円通山 丈六 戒光寺
なるほど『土地借用の儀式』か。さういふ風に考へると萬事が判りやすくなる譯だ。
天理教でも、親神樣から土地を借りるための儀式だ、といふ事にすれば、教理との辻褄も合ふ。
ついでに言ふと、この御住職の話は、そのあつけらかんとした話しぶりも含めて、神道と(日本の)佛教についての核心に觸れた解説になつてゐるやうに思へて、非常に興味深いのである。
2008 年 1 月 29 日 (火)
仕事のメモ
さて、そろそろ若旦那のためのプログラム作りに着手しようといふ所だ。
まづはライブラリの整備、と言ふ名目で、少し遊びながらウォーミング・アップする。
以前に數式評價を行ふためのライブラリを作つた。變數と簡單な制禦文(IF ELSE)が使へるので、簡易ながらスクリプト言語になつてゐる。ただし、値としては整數しか扱へない。また、函數を定義して使ふことも出來ない。
そのときのプログラムのためにはそれで十分だつたのだが、實數を使へるやうにすると、今度の仕事に使へるかも知れない。まあ、多分、使はないと思ふが、ウォーミング・アップだから構はない。
出來た。
面白いねえ。整數しか扱へなかつた變數を擴張して實數をサポート出來るやうにしたのだが、それは、Variant型といふか、Perlの變數のやうなと言ふか、何處かで見たやうな「何でもあり」の變數になつた。「變數」と言ふか、「値」だな、正確には。「變數」は「名前附きの値」だ。かうやつて自分で作つてみると、プログラム言語といふものに對する理解が飛躍的に深まるやうな氣がする。
「車輪の再發明」だとか「重箱の隅」だとか言はれさうだが、面白いものは面白い。
ついでに、組込みの函數もいくつか追加した。sin, cos とか、pow, sqrt とか。
値として文字列をサポートしたり、函數をスクリプト内で定義出來るやうにするのも、そんなに難しい事ではないやうな感じだが、さすがに、そこまで突つ込んで行くと仕事に差し支へさうなので止めておく。
2008 年 1 月 30 日 (水)
仕事のメモ
まだ、ウォーミング・アップをしてゐる。
「出來た」と言つた數式評價ライブラリの改造だが、やはり、具合の惡いところが少し殘つてゐた。今囘作り込んだバグではなく、以前から潛んでゐたものだ。
金澤方面から照會の電話が架つてきた。はちべゑに振つておく。
2008 年 1 月 31 日 (木)
仕事のメモ
今日は一日 MacBook を觸つてゐた。
はちべゑの營業ツールなんださうだが、會社が MacBook を買つた。そのセットアップの作業がこつちに囘つて來た譯だ。
OS X Leopard のセットアップ自體は簡單に濟んだ。それよりも問題は bootcamp を使つて Windows Vista とのデュアル・ブートにする作業だつたのだが、これも呆氣ないぐらゐ簡單に出來てしまつた。と言つても、何やかんやで半日掛つたのだが、特に難しい所は無かつた。要するに、ハードウェアとしての Mac は Windows マシンと大差の無いものになつてしまつてゐると言ふ事だな。Mac のハードウェアで Windows を常用するといふ殆ど意味の無いやうな事も、やらうと思へばやれる。
しかし、Mac ユーザーが bootcamp による OS X と Windows とのデュアル・ブートを喜んで受け入れるか(必要とするか)、といふ事については、僕は懷疑的だ。切替へが面倒くさいもんね。
Mac ユーザーにどうしても Windows で動くソフトを使はせたいなら、リブートする必要のない Parallels Desktop のやうな假想化ソフトの方がまだ増しだらうと思ふ。Mac 用のソフトと Windows 用のソフトを同じデスクトップで竝行して使へるから、作業效率が斷然良い筈だ。
ただし、その場合でも、Mac ユーザーがさういふ事をひどく喜ぶとは思へないのである。違ふかな?
この手の「Windows も使へる Mac」といふ仕組は、Windows ユーザーが Mac に手を出すときの、ある種の心理的な保險としての意味が大きいんぢやないかと思ふ。
さて、はちべゑには要らないものだが、MacBook には開發環境の Xcode Tools もインストールした。ちよつと動かしてみたが、ちんぷんかんぷん、何も判らなかつた。
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