樂しい日記

2007 年 1 月 1 日 (月) 元日

いつものやうな元日

三時過ぎ、初詣から歸宅。

七時過ぎに起きて、岩座神の初詣(五靈神社、廣峯神社、神光寺)を濟ませる。

教會へ參つて、仲間と歡談しながら、お屠蘇と雜煮をいただく。

午後、橿原の叔父が岩座神を訪ねてくれた。

夕方少し早めに就寢する。

2007 年 1 月 2 日 (火)

寢正月

一日、食事時以外は、のんびりとホーム炬燵で過した。

「岩座神の繪日記」を書く。去年とほとんど全く同じ内容になつた。

夜、子供たちを岩座神に殘して、牧野に歸る。

2007 年 1 月 3 日 (水)

映畫を觀る

去年までは五日が仕事始めだつたのだが、今年は何故か明日が仕事始めだ。たつた一日のことで、非常に忙しない感じがする。

ともかく、遊べるのは今日だけなので、みんなで神戸へ映畫を觀に行つた。

子供たちは『動物の森』、妹と甥つ子は『鐵コン筋クリート』、そして、かみさんと僕は『武士の一分』を觀た。姪つ子だけは「映畫よりもディズニー・ストア」と言つて元町へ行つた。

映畫を見終つた後、歸り道で少しだけ贅澤な夕食を攝つた。

武士の一分

木村拓哉、かつこ良いですね。かみさんは、竹野内豊からキムタクに乘り代へるわ、と言つた。

主演の女優(檀れい)は、綺麗な人なのだらうけれど、目を釘附けにするやうな何かは無かつた。健氣な女性だといふ感じはするのだが、もう一つ記憶に殘らないやうな感じ。助演の下僕役の笹野高史、出しやばらない普通の演技が良いですね。いや、全體に、非常に抑制が效いた演出なんだな。桃井かおりのお節介小母さんも、緒形拳の劍術の師匠も、小狡い上役の坂東三津五郎も、みんな、普通ならもつと踏み込んで「期待されてゐる」役どころに相應しい演技をするのでないかと思ふのだが、その一歩も二歩も手前の所でブレーキを掛けられてゐる。

話の筋は單純明快だ。誰が見ても良く分るやうに、過不足なく、かつ素直に、描かれてゐる。

しかし、地味な映畫だな。淡雪のやうな印象が殘つた。

2007 年 1 月 4 日 (木)

仕事始め

仕事始めである。

年末に仕掛けてゐた仕事に再び手を着ける。思つたよりユーザー・インタフェイスに工數がかかる。

午後、えむ氏が會社に出て來た。出向先で、とんでもないコーディング・スタイルを強制されるのでストレスが溜つてかなはん、と言ふ。

ローカルな變數を使つてはならない、所定の大域變數を使へ。SWITCH を使ふな、IF THEN ELSE IF THEN ELSE を使へ。函數を下請け函數群に分割するな、一つの函數が何千行になつても構はん。新しい機能はコピー・アンド・ペーストと文字列置換で作れ、リファクタリングなんぞ決してするな。

ちつとも面白くない、と言ふが、それはさうだらう。よく我慢してゐるものだと感心する。

てい氏と三人で話し込んでしまつた。

2007 年 1 月 5 日 (金)

通院

月に一度の通院診療日。擔當醫が代つた。「安定してゐるやうだから、二ヶ月分の藥を出します」とのこと。次囘は三月。

仕事のメモ

こねこねとコーディング。八割方出來た。

メモ

子供たちは、かみさんとおばちやんに連れられて、スキーに行つた。人工降雪機の雪ださうだ。

岩座神で夕食。

仕事の殘りの二割を片附ける。

2007 年 1 月 6 日 (土)

のどかな休日

子供たちと甥つ子を連れて「古時計」でモーニング・サービスを攝る。

午後、妹たちは京都へ歸つた。

子供たちをプール(スイミング・スクール)に連れて行き、久しぶりに自分も泳いだ。

2007 年 1 月 7 日 (日)

おせち

教會からの「おせち團參」に參加。

朝、目が覺めたら、かなりの雪が積つてゐた。風も強くて寒い。高速の入り口あたりまで、道路にはつきりと雪が積つてゐた。

大阪から向うは雪は無し。

歸つてきたら雪は無くなつてゐた。

2007 年 1 月 8 日 (月) 成人の日

凧揚げ

「ハッピー・マンデー」で成人の日なのださうである。役人の考へることは譯が分らん。

それはともかく、昨日に豫定されてゐた町の凧揚げ大會が惡天候で今日に順延されたのである。

子供たちがカブスカウトの活動として「凧作り教室」で作つて凧を持つて參加するので、會場である町民グラウンドまで送つて行き、凧揚げの手傳ひをした。最初は、くるっ、ばたん、と落ちたのだが、絲目を調整したり、足を附けたりしたら、それなりに揚るやうになつた。

2007 年 1 月 9 日 (火)

仕事のメモ

朝、會社のパソコンを起動すると、ま氏から、「起動しない」といふメールが入つてきた。ハードウェアのトラブルらしい。行つて樣子を見ないことには詳細な事は分らないのだが、勝手に行く譯にも行かないので、はちべゑにメールを轉送する。

年末から年始にかけて作つた部分の操作マニュアルを書く。

新しいプログラムのコーディングに着手する。先づは、骨組みを作るところから。

2007 年 1 月 10 日 (水)

名古屋方面

「起動しない」といふトラブルの復舊作業のために、名古屋方面に出張する。

案の定、ディスクが一臺死んでゐた。復舊作業は、死んだディスクを切り離すだけで完了。中身のユーザー・データは、諦めて貰ふしかない。

月次祭

夜、岩座神で月次祭。

2007 年 1 月 11 日 (木)

仕事のメモ

昨日の出張の後始末をあれこれする。

新しいプログラムの骨組みを八割方作る。

携帶電話の充電池を交換した

携帶電話の充電池の保ちが非常に惡くなつた(半日ぐらゐしか保たない)ので、近くのドコモ・ショップに行つて、新しい充電池に交換した。

取り出した古い充電池がぷつくりと膨脹してゐるのを見た店員が「これはメーカーの費用負擔で新品に交換させて頂きます」と言つた。あ、ラッキー。良かつた。

そして、店員は、「充電しながら i-mode を使つたりなさいませんでしたか」と尋ねてきた。さういふ事はしてゐないけれども、子供たちが充電しながらゲームをしたことがあつた。どうも、その時以來、バッテリーの保ちが非常に惡くなつたやうに思ふ、と正直に答へた。店員は、「新しい充電池も型は前のと同じですから、充電しながら負荷の高い仕事をさせると、同じやうに膨れて保ちが惡くなりますので、お氣を附け下さい」と教へてくれた。

良くあるトラブルなんだな、これは。

2007 年 1 月 12 日 (金)

仕事のメモ

新しいプログラムの骨組みは、別の古いプログラム(と言つてもほぼ一年前に作つたものだが)から取つてきて移植したのである。やることが似てゐるので、プログラムも似たものになるのだ。

骨組みだけでなく、あちこちの機能も、コピーとペーストで持つてきて、要らない所を削つたり、少し變更したりしながら、どんどん移植する。何か、全體の六割方は、これだけで出來てしまひさうだ。

それなりに動き始めた。

宅祭

夜、はたなかさんの家でお祭。もーさんに載せて行つて貰つた。

いつものメンバーに加へて、ささはらさんも參加。何か知らん、よく食べて、よく飮んで、よく喋つた。小父さんたちに混じつて、かづまくんも來たのだが、やすひとくんが仕事で歸宅が遲れたので、一人、ちよつと所在なげだつた。

十二時前に、ささはらさんと二人、奧さんに家まで送つてもらつた。

2007 年 1 月 13 日 (土)

仕事のメモ

土曜日だが出勤日なのである。

昨日の續きで、がりがりと移植作業をやる。少しづつ、變更すべき所が増えてきた。と言ふことは、半分ぐらゐは出來た、と言ふことか。

別件で、無性に腹が立つたので、はちべゑに八當りしてしまつた。考へると、何で腹が立つのか、よく分らない。單なるケチなプライドか。

メモ

ディスプレイが故障したので、カーナビを修理に出した。コンソールにぽつかりと大きな穴が開いた。

2007 年 1 月 14 日 (日)

初總會

朝の九時から岩座神住民初總會。

午前中に、昨年度の事業報告と決算報告、今年度の豫算案審議と年間作業出役計畫の報告。

晝食をはさんで、樣々な事柄の報告や審議を四時頃までする。

2007 年 1 月 15 日 (月)

仕事のメモ

考へないと進めない所まで來たので、コーディングの速度が落ちてきた。

2007 年 1 月 16 日 (火)

仕事のメモ

昨日に引き續いて、こねこねとコーディングをしてゐる。

データ構造の修正が必要だ。それに伴つて、あちこちで實裝を變更する必要が出て來る。難しくはないが、面倒くさい。

2007 年 1 月 17 日 (水)

仕事のメモ

順調にコーディング(設計を含む)が進んでゐる。特に言ふことはない。

2007 年 1 月 18 日 (木)

仕事のメモ

順調に進んで、いよいよ、中核部分(エンジン)を組むところまで來た。エンジン、と言つても、集計して再構成するだけのもので、難しい所は無い。二三日で片附くだらう。

午後、クライアントから、「をかしい」といふ電話が架つてきた。66行のデータを作る筈が18行しか出來ない、と言ふ。結局、クライアントの勘違ひだつたのだが、調査してゐる時に隱れてゐたバグを見附けた。

2007 年 1 月 19 日 (金)

仕事のメモ

エンジン(と言つても、ソフトウェアの中核部分をさう呼んでゐるのだが)の製作に着手した。

適切なデータ構造を作る事が肝腎で、それさへ間違はなければ、處理機能はしかるべき形になるはずだ。

三分の一ぐらゐ出來た。

2007 年 1 月 20 日 (土)

月次祭

土曜日なので會社は休み。

晝から、かみさんに車で送つてもらつて、教會の月次祭に參拜する。妹も京都から歸つてきて參拜してゐた。

夕方、かみさんと子供たちも、プールからの歸りに教會に寄つて、直會(なほらひ)の食事をいただいた。こうへい君も一緒。

歸りに、ささはらさんを家まで送る。

2007 年 1 月 21 日 (日)

蕎麥打ち大會

朝早く起きて、妹に持つて歸らせる中古パソコンを準備する。去年の晩夏に惠比壽の某所から引揚げてきた奴だ。これで、殘りは一臺になつた。

パソコンとディスプレイを車の後部座席に積み、ささはらさんを家に迎へに行つて、助手席に乘せる。ささはらさんは、昨日、教會に車を置いて歸つたのだ。

午前八時から、岩座神で蕎麥打ち大會の準備。大會は十時から。繪日記に書くので、詳細は割愛するが、蕎麥を食ひ過ぎて腹が苦しい。蕎麥が旨すぎたのである。

夜、友人からのメールを讀む。

2007 年 1 月 22 日 (月)

仕事のメモ

引き續き、エンジン部分を作つてゐる。三分の二ぐらゐ出來たかな。全體のデータ構造を少し再構成しなければならないやうだ。

頭を使つて疲れたので、周圍を氣にせず、さつさと定時に會社を出る。

Folk Alley

歸りに電氣屋に寄つて、パソコン用の小さなスピーカーを購入した。2,898圓。

今まではディスプレイ内藏のスピーカーを使つてゐたのだが、新しい中古のディスプレイにはスピーカーが附いてゐないのだ。

惠比壽から引揚げてきたディスプレイ(22インチCRT)は、あまりにも大き過ぎるので、代りに、僕が使つてゐたもの(19インチCRT)を妹に持つて歸らせた。それも小さいとは言へないが、まだましだらう。

さすが、22インチだけあつて、1600 X 1200 のスクリーン解像度で十分に實用的な表示が出來る。

小さなスピーカーだが、結構、良い音がしてゐる。前のディスプレイ内藏スピーカーと比べるからかも知れないが。

Folk Alley : http://www.folkalley.com/ のウェブ・ラジオを聽いてゐる。

最初、iTunes の「ラジオ」で見附けて、ずつと 128K の MP3 を聽いてゐた。ところが、最近、ストリームが途切れることが多くなつたので、仕方なく、Windows Media Player の 40K に乘り換へた。今日、ふと思ひついて、Media Player Classic で試してみたところ、128K の MP3 でも途切れることなく再生できたので、更に乘り換へた。iTunes や Windows Media Player よりも、このシンプルなソフトの方が良いな。

2007 年 1 月 23 日 (火)

仕事のメモ

エンジン部分がほぼ出來上つた。

後は、既存の計算ルーチンに接續したり、結果を少し加工して畫面や帳票やファイルに出力すれば良い。豫定してゐる納期より一ヶ月ほど早く仕上りさうだ。

2007 年 1 月 24 日 (水)

仕事のメモ

仕事は順調に進んでゐて、特に言ふことはない。

割込みのヘルプ・コールが二件。夕方にグループのミーティング。

2007 年 1 月 25 日 (木)

仕事のメモ

殘つてゐるのは、ファイル出力が一つと、帳票出力が三つ。いづれも、既に元になるデータは出來てゐる。來週早々には完成してしまふ。どうしよう。ぽつかりと一ヶ月ぐらゐスケジュールが空く感じなのだが。

2007 年 1 月 26 日 (金)

仕事のメモ

ファイル出力と帳票出力二つとを片附けた。殘りは一つだけ。

2007 年 1 月 27 日 (土)

のどかな休日

朝から子供たちの友達がやつて來て遊んでゐる。

特に何をするでもない休日。遲ればせながら、Windows Vista について少し調べた。64-bitのプログラムつて、どうやつて作ればよいのだ？

午後、子供たちとプールに行く。今日は、スイミング・スクールの檢定試驗の日だつた。二人とも無事に進級したらしい。平泳ぎで100mを泳ぐなど、僕には出來ないことが出來るやうになつてゐる。

2007 年 1 月 28 日 (日)

おぢば歸り

會長から誘はれて、急遽、教會のおぢば歸りに參加した。マイクロ・バスに運轉手を含めて八人だけだつた。

參拜した後、會長、見坂さん、畑中さんと、神具店でおつとめ用の椅子を見る。うちの教會でも正坐するのが辛い人が増えてゐるので、鳴り物は椅子に坐つて勤めるやうにしよう、といふ話を進めてゐる。

詰所でかず爺に遭遇する。

2007 年 1 月 29 日 (月)

仕事のメモ

今日は、殘り少しだけになつたプログラムの仕事を一時中斷して、年末から年始にかけて作つたものを納めるために某ユーザーを訪問する。

それの納品自體は問題なく、説明も含んで30分もかからずに濟んだ。

苦勞したのはそれから後だつた。擔當者と連れだつて現場に行つて、あつちの機械、こつちの機械を調べて囘る。これは僕の仕事か。少なくとも八割は擔當者の仕事だと思ふのだが、何しろ、僕の方が知識も經驗も上なのだ。放つて置いては埒が開かないので、僕が主になつて調査せざるを得ない。しかし、何だ、これは。こんなもの、見たことない。僕の知識と經驗も大した事はないのである。さらに、何か知らないが、ある種のファイルを讀ませると、うちのソフトが「讀めない」と言ふ。惱ましいつたらありやしない。

どうにか、ある程度の所までは調査が進んだが、大量の宿題を抱へて歸ることになつた。

會社に歸つてから、取り敢へず、うちのソフトの氣になる擧動を調べるために、デバッガで追いかけた。何やの、このぐずぐずのファイルは。こんなの、あちらのソフトの所爲ぢやないか。ファイルの仕樣書を讀んでゐないのか。まあ、あの仕樣書自體、ぐずぐずで譯が分らんとは僕も思ふが、これはちよつと酷い。こんなファイルを讀んでやる義理は無いのだけれども、惻隱の情を發して讀んでやることにする。

疲れた。

2007 年 1 月 30 日 (火)

仕事のメモ

昨日持つて歸つた宿題を考へる。

落ち着いて整理してみると、そんなに難しい事は無かつた。いくつか分らない所が殘つたが、それは、當面、問題にはならない。

しかし、あれこれ調べてゐる間に、隱れてゐたバグや仕樣の不備が二つ三つ出て來た。バグも致命的なものではなく、出現頻度もかなり低いと思はれるのだが、放つておくのは氣分が惡いので直す。

2007 年 1 月 31 日 (水)

仕事のメモ

元の仕事に戻つて、最後に殘つてゐた帳票出力を片附ける。ついでに、サービスして、もう一つ別の帳票を出力出來るように機能追加した。これ、必要になると思ふのだ。

濟んでしまつた。驚くべき生産性の高さだと思ふのは自分だけか。

さあ、これからどうしよう、と言ふ所で、定時なので歸る。

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