樂しい日記 2000年3月

3 月 1 日 (水)

業務命令で、中小企業大学校で講習を受ける。

福崎まで、自宅から車で行く。途中、中国自動車道を1区間利用して、約1時間。今日から3日間、毎日通うことになる。

『ケースで学ぶ販売戦略 ~実践 !! 勝ち組の販売戦略~』

け、てな感じで、指定された携行用品以外に、文庫本と ThinkPad を持参する。場合によっては、はかみさんに「緊急の電話連絡」を入れさせるという手口も考え付く。前回、いつだったかな、3年ぐらい前か、同じ場所で似たような講習を受けさせられて、途中でエスケープしたことがある。

が、今回は(今日のところは)、一日まじめに講習を受けた。不覚にも面白かったのである。

*

アメリカでは Internet Explorer の市場シェアが 80 % を超えたそうである。ZDNN AnchorDesk: ブラウザ戦争は“本当に”終わった

3 月 2 日 (木)

講習二日目。今日はくたくたに疲れた。昨日の講師はエンターテイナーの側面を持っていたのだと、今日の講師たち(二人)と比較して思った。あ、今日もまた、不覚にも、真面目に勉強してしまったのである。

*

岩座神レポートに置いている古い日記も CSS で書き直した。これで、僕が書いた Web 文書のすべてから、レイアウト用の TABLE は姿を消した。さぁ、どこからでも、かかって来なさい。

3 月 3 日 (金)

講習三日目。今日もくたくた。修了ですわ。あ、報告書みたいなものを作らないといけない訳か。むぅ、面倒くさい。

3 月 4 日 ()

保育所の「生活発表会」を見に行った。

何も特別な期待をしてはいなかったのだが、不覚にも感動して、涙まで流してしまった。いや、自分の子供を見て、じゃなくて。

もちろん、啓作と悠助が出た1歳児の遊戯や楽器遊びも面白かった。歌に合わせてのダンスでは、悠助が非常に上手で、リズムに乗って楽しそうに踊った。一方、啓作は、指を咥えて舞台に突っ立っているだけだった。ありゃりゃ。しかし、楽器遊びでは、啓作も楽しそうに鈴を振って、退場際には、客席に手を振っていた。

圧倒されたのは、しかし、年長組(4歳児)の子供たちによるミュージカルだった。素晴らしく良かった。15分から20分ぐらいの長さだったろうか、起承転結のはっきりした物語を30人ぐらいの子供たちが歌と踊りで演じていくのだ。子供たちの一人一人が物語を熟知している様子で、主人公を演じたり、敵役を演じたり、群集や森の声となって歌ったり、舞台係として大道具を動かしたり、何人かで一つの役を演じたり、一人で何役もこなしたりして、物語を展開していく。

良く出来る少数の子供を中心に据えた、大人の作った子供の芝居ではない。「良く仕込まれた」という感じではない。物語を先生と子供たちで一緒に考えて作り上げていったのだと言う、その詳しい方法は僕には判らない。しかし、お手本をなぞるだけでは出て来ない、生き生きとした自信と勢いを一人一人の子供が示していた。大きな声で歌い、体を躍動させて踊り、物語の中で遊ぶことをみんなで楽しんでいた。あっという間に、客席は舞台に引き込まれた。

僕もかみさんも、日頃から、この保育所の先生たちを信頼し、尊敬している。子供たちが持って帰る「連絡帳」を読んで、先生たちの一人一人の子供に対する深い愛を感じている。だから、この驚くべきミュージカルが、先生か誰かの功名心を満足させる為に、子供に何らかの犠牲を強いて作られたものでない事は、明白だった。

生活発表会の最初と最後に園長先生が父兄に挨拶をなさった。この保育所を経営するお寺の住職夫人だ。「お話の大好きな子供に育てたい」のだとおっしゃった。いや、「子供たちはお話が大好きです。お話を聞くことで子供たちの心は育ちます」だったかな。ともかく、キーワードはお話、物語だ。

3 月 5 日 ()

のどかな日曜日。と言えば、当然、子供は岩座神託児所だ。今日は外でたっぷり遊ばせて貰ったようだ。

午後、○○夫妻が訪ねてきた。奥さんも悪阻がおさまって、楽になったそうだ。「いや、そうねん、楽になったわぁ」と旦那まで言うのは、僕も経験があるのでよく判る。ベビー・バスケットや育児書など、うちで使ったものを何点か持って帰ってもらう。うちも、かみさんの友達や親戚から、沢山のものを貰ったり借りたりした。気にしないなら、新品でない方が好ましい。

そう言えば、"Oh! Baby" です。何時の間にやら日記になっている。いや、始めから日記ですか。"What's New" をぼんやり見ていたので、更新に気付かなかったらしい。奥さんは悪阻があっても旦那さんに優しいようだ。不思議。え、旦那が十分に優しいからですか。うーむ。

3 月 6 日 (月)

午前中、営業会議。

みんな苦労している様子。こっちは報告の材料だけは沢山持っていたので、追求の魔手を免れたが、台所事情の苦しさは同じである。ごちゃごちゃと厄介そうな懸案も溜まってきたし。

午後、突然に、○○織物から二名、ソフトを見せて欲しいといって来訪。ラッキー。飛んで火にいるお客様(見込み)である。

*

She's smelling sweet like the meadows where she was born,

On midsummer's eve, near the tower.

from "Changing of the Guards"

by Bob Dylan

好きなフレーズだが、訳すとなると難しそうだ。

夏至の前夜 塔のそばで彼女は

彼女の生まれた草原のようにかぐわしい

by まれびと

さすがにうまい。僕なら、こう訳すかな。

夏至の前夜、塔の近くで、

彼女が生まれた草原のように彼女は甘い香りがする

誤差の範囲か。

全体を自分で訳してみたくなった。

3 月 7 日 (火)

という訳で、月刊○○ 2000年3月号は「Changing Of The Guards / Bob Dylan」だ。本当は、別のテーマを予定していたのだが、またもや、急遽差し替えである。

既に、我がソウル・ブラザーまれびと陽介による訳詞があるのだが、正直に言うと、彼にしては出来が悪いと思うのだ。単純な誤読と思われる個所がいくつかあり、そのせいか、言葉が明確な視覚イメージを結ばなかったり、感覚的な思考の流れを掴めなかったりする。

僕のは直訳調に過ぎるかもしれない。原詩の語順にこだわりすぎて、日本語として不自然な倒置が多すぎるかもしれない。だから、原詩を並べて読まないと意味が取りにくかったりするかも知れない。感想を聞かせて欲しい。

ちなみに、こりゃ英和さんにも翻訳を試みて欲しかったりするが、残念ながら、僕は翻訳ソフトを所持していない。

3 月 8 日 (水)

明日は東京。ソフトウェアのメンテナンス。ついでに営業活動もしようと思って、先日ダイレクト・メールを出した東京の昔からの顧客何社かに電話を掛けた。新しいシステムのプレゼンテーションをさせて欲しい、という訳だ。が、どうも、反応が悪い。既に「見込み客」ですらなくなっている所が多い。ほったらかしにしていた間に、顧客の事業環境が変わってしまっているような感じだ。いかにいい加減なアフター・サービスだったか、っちゅう事です。

*

満開製作所、まだ有るのですね。お懐かしゅうございまする。

3 月 9 日 (木)

東京は、日本橋。○○紡績で、機器移設後の再セットアップおよびソフトウェアのメンテナンス。ケーブルの引き回しに四苦八苦する。ありゃ、Y2K 未対応ですね、ここ。最新のプログラムを持って来ているので、ノー・プロブレムです。安心してください。

会社から携帯に電話。△△繊維に寄って、システムの調子を見てくれ、と。いつもなら、うげげ、だが、同じ日本橋で歩いて5分の近さなので、早速、調子を見に行った。確かに、少し調子が悪そうだ。が、これという対策も思い浮かばなかったので、具体的には何にもしなかった。それでも、行って話を聞いたことで、納得して安心してくれたようだ。新しいシステムのデモンストレーションも見てもらえたし、まぁ、良かった。

*

まれびとさんから、さっそく、掲示板を通じて反応が返ってきた。失礼な事をしたかとも思うが、馴れ合うよりは数段良いだろう。改訂版が楽しみだ。僕も、もう少し手を入れる。

りゅうさんも、こりゃ英和さんの訳文を日記に掲げてくれた。感謝。翻訳ソフトは、今はまだ、さして実用にならないように思う。しかし、もう数年もすれば、十分に使い物になるものが出て来るのではないだろうか。仮名漢字変換とか、手書きの文字認識とか、最近の例では、音声入力とか、単なるアイデアだったものが実用になった例はいくつもある。翻訳ソフトだって、早晩、実用になるに違いない。

3 月 10 日 (金)

午前は、引き続き、東京日本橋。××紡績。いや、別に悪気はないのだが、○○、△△と使ってしまったから、××です。望み薄みたいだし、って、それが本音か。まぁ、いいや。同じビルの☆☆織物へ◇◇◇さんを訪ねて、少々お喋り。情勢分析というか、愚痴というか。

午後、浜松の株式会社◎◎◎。東京で時間を食ってしまったので、予定より遅れて到着。機器入替えに伴うソフトウェアの再セットアップ。それにしても記号ばっかりだな。別に隠す必要も無いのだが。

*

『アルジャーノンに花束を』を読了。

例えば、江藤淳さんは、老人惚けした自分は自分ではなくて自分の抜け殻だ、そんなものは要らない、とか言って自殺してしまった。本末転倒だろう。

*

風邪をひいてしまったらしい。咳が止まらない。これだからホテルで寝るのは嫌いだ。

3 月 11 日 ()

平穏無事な土曜日。

車屋へオイルおよびエレメントの交換に行く。ランボルギーニがガレージに入っていた。ほえー、すごい。何じゃ、このお化けみたいな太いタイヤは。こんなの、そこらの道を走らせちゃいかんでしょう。

え、ターボ・オイルが少し漏れてますか。むう、そう言えば、ガレージの床に黒いしみが付いていたから、ひょっとするととは思っていました。あちこちガタガタですな、11万 km も走ると。直すと高くつくから直さなくて良いのですか、ふうん。いや、ひょっとして、金を持っていないと思ってませんか。当たってますけれど。

3 月 12 日 ()

のどかな日曜日。久しぶりに部屋を掃除した。

本当は、岩座神で宮普請(みやぶしん)があった筈だったが、雨で延期になった。宮普請は、本来は、村中総出で神社の掃除や修繕などをする日なのだが、普通はお当人(お宮さんの当番)の三人だけが神社の用事をし、残りは村の山へ入って枝打ちや間伐の作業を行う。そして、夕方、労をねぎらって酒食が供される。

雨で延期になったのだが、夕方の宴会だけは予定通りに行われた。準備していた料理方の都合に合わせた訳だ。働いていないのに何故かビールが旨い。

柿木村から岩座神の棚田を視察に来られたそうだ。

3 月 13 日 (月)

かみさんが保育園の理事長先生からのメールを配達してくれた。こっちのアドレスがうまく伝わらなかったらしい。

生活発表会の感想文(3月4日の日記ほぼそのまま)を思いのほかに喜んで下さっており、何やら、申し訳ないような気がする。かみさんときたら、ついこの間まで「せんぎょうだいしさま」だったし、僕にしても、いまだに「傳教大師って誰だっけ」状態である。かみさんに、「なぁ、あそこのお寺、何宗やったかいな」と聞いたら、「普通のお寺や」と教えてくれた。「いや、せやから、浄土宗とか日蓮宗とか、いろいろあるやろ」「せやから普通や言うとるやん」。まともに答える気がないのである。

メールで返事を出したのだが、ja3dhg@... って、これは HAM のコールサインですね。しかも JA だから、随分と年季が入っている。

3 月 14 日 (火)

棚田のリンク集を更新。最近、棚田に関連したウェブ・サイトが増えてきたように思う。どうも、追いつかない。誰か、メーリング・リストでも作ってくれないかな。

3 月 15 日 (水)

櫃まむしを食べに尾張へ行った。いや、尾張に出張して、○○毛織へ行ったのだけれど、一番の成果は昼飯に櫃まむしを食った事だ、という話である。二千三百円也。自前。

3 月 16 日 (木)

"Changing Of The Guards" の翻訳および註釈を脱稿。けっこう疲れた。

ウェブ上にオンラインの聖書があるのを発見。ただし、日本語のは無い。ちぃ。

3 月 17 日 (金)

東京は原宿、○○○○株式会社。いつもなら、朝早く家から直行するのだが、今日は一旦出社してから出張したので、東京に着いたのは午後三時過ぎ。ソフトウェアのメンテナンス、ユーザー教育、運用サポート、そして、雑談(出張報告では商談)。

叔父の家に泊めてもらう。

3 月 18 日 ()

千葉、○○スタジオ。東京から1時間強と見ていたのだが、電車の乗り方を間違えたのか、予定していた時刻より1時間も遅れて、11時に到着した。

ソフトウェアのデモンストレーション。気が付いたら、あっという間に3時間ぐらい経っていた。2時に昼食。コーヒーを入れてもらったりして、お喋りを続けていたら、いつの間にか4時近くになっていた。話し足りないような気分で、○○スタジオを辞す。

なんと、東京駅で新幹線に乗ったのが5時21分。きぇー、もっと早く帰るつもりだった、と言うか、秋葉原にも寄りたいと思っていたのに、今日中に自宅に帰り着くのがやっとという事になってしまった。

3 月 19 日 ()

岩座神で宮普請(みやぶしん)。境内の掃除、そして、社殿の柱の足元にクレオソートを塗る作業。雨のため、午前中だけで終った。

夕方、かみさんと二人で焼肉を食いに行く。二人だけの外食というのは本当に久しぶりだ。

結婚前は大した用もないのに顔をみたいと言って会いに来たやんか、とか言われると、旧悪を暴露されたようなバツの悪さを覚える訳だが、いや、あのねえ、何でそういう事だけ覚えていますか。

3 月 20 日 (月) 春分の日

教会の月例祭。子供たちを連れて参拝。二人とも、昼寝も忘れて、そこらへんを駆けずり回ってよく遊んだ。誰に抱かれても泣いたりせず、ご機嫌である。僕の小さい頃より、たくましいような気がする。僕はずいぶんと人見知りをする難しい子供だったように思うのだ。かみさんの血を譲り受けたかな。

直会(なおらい)で、悠助が、お猪口に入った酒を、箸の先に付けては舐め、付けては舐めする。やめろと言っても舐めるし、半分、面白がって、するがままにさせていたら、ありゃりゃ、失敗、酔っぱらって気分が悪くなったのか、胃の中のものを戻してしまった。帰ってから、かみさんに叱られた事である。無茶しちゃいかん。

3 月 21 日 (火)

ブラウザ戦争はまだ続く? OperaのWindows版リリース,Netscape 6も25日以内に ということだそうで。

Opera というブラウザを試した。Win32 版の 4.0 β1。悪くはないと思うのだが、エンジンが日本語に対応していないようなので、どうにも仕方がない。

日本語のフォントを指定すれば、Shift JIS で書かれたページなら、読めない訳ではない。しかし、ところどころ文字化けするし、何よりも段落の横幅にあわせた文字列の自動改行が行なわれず、一つの段落を読むために延々と横スクロールさせなければならない。さらに、JIS で書かれたページは全面的に文字化けして、全く読めない。

残念でした。即刻、アンインストール。

Netscape 6 は、Gecko を載せるとか。待っています。期待はしないが、諦めもしない、という感じで。

3 月 22 日 (水)

○○織布工場事務所にて、第一回の操作講習。

パソコンは初めてという 60 をとうに過ぎた男性に織物 CAD ソフトの操作を覚えてもらう、という問題。ある意味で、興味津々です。いや、他人事じゃなくて、私がインストラクターをやるのです。おまけに、一通り使えるようになるまで金は払わん、などと仰っていますので、あんまり暢気に構えている訳にもいかない。

とりあえず、電源の入れ方、電源の切り方から。

ディスプレイ(などとは言わずに「テレビ」と言いますが)と、プリンタの電源を入れてから、コンピュータの電源を入れます。いや、すぐには使えません、しばらく待って下さい。いやいや、一時的に画面が消えても大丈夫、もうちょっと待って下さい。はい、これがウィンドウズです。(当然のように、ログオンのパスワードなんか省略だ)。

では、電源を切ってみましょう。いや、それはまた後で。とりあえず、電源の切り方も先にやっておきましょう。はい、そうです、スイッチで切るんじゃないんです。スイッチで切ったり、コンセントを抜いたり、そういう事をするとコンピュータの具合が悪くなります。絶対しないように。

で、電源の切り方ですが、マウスを動かすと、この矢印が動きます。ほら、ぐりぐりぐり。で、この矢印を「スタート」という所へ持ってきます。マウスの左ボタンを押します。「ウィンドウズの終了」へ矢印を持って行って、左ボタンを押します。「電源を切れる状態にする」になっていることを確認して、「OK」を押します。すると、コンピュータの電源が自動的に切れます。そうです、コンピュータの電源はこうやって切ります。

コンピュータの電源が切れたら、プリンタとディスプレイの電源を切ります。

さぁ、では、やって見ましょう。

そう、言葉で説明するだけでは、駄目。やって見せるだけでも、駄目。自分でやって見て貰わないと、絶対、覚えてなんかくれない。これは、どんなに若くて頭の良い人でも同じ。そうしないと、実のところ、電源スイッチの位置さえ覚えられない。

その後、とりあえず、織物 CAD で、操作のお手本をひとつ示し、もうひとつ簡単な例を自分でやってみて貰う。操作上、マウスによるドラッグ・アンド・ドロップが必須なので、ちょっと心配したが、うまく行った。大丈夫かな、大丈夫そうだ。

今日は、一時間半ぐらいで終了。明日もやります。

3 月 23 日 (木)

操作講習、第二回。

ありゃりゃ、デスクトップのデザインが変っているぞ。きっと、三人いる娘さんたちの誰かが画面のプロパティをいじったのだろう。○○さんの仕業とは思えない。標準のデザインが、色使いと言い、フォントのバランスと言い、一番使いやすいと思うのだが、好きになさるが宜しかろう。こだわりません。

「字が小さい」という不満が出るかと予想していたのだが、それはなかった。19インチのディスプレイにしておいて良かった。

○○さんが自力でマドラス・チェックやタータン・チェックを作る。ところどころ、つっかえる場所で助け舟を出す。ギャラリー(娘さんたち)が少々うるさい。

何やカンやで2時間ぐらい。明日もやります。

3 月 24 日 (金)

朝起きたら、風邪をひいていた。会社に電話を入れて、休む。○○さんの講習も今日は中止という事にしてもらう。

*

自宅のデスクトップ機の OS を Windows 98 から Windows 2000 に変更した。

このマシンは、IDE のディスクを増設してから Windows NT 4.0 が起動しなくなり、Windows 98 へと OS を入れ替えたものだ。1月6日および1月11日の日記に書いているけれど、そのどさくさに、データを亡失したりもしている。

馬鹿は懲りないのである。

しかし、今回はスムーズに事が運んだ。今のところ、正常に動作しているようである。

3 月 25 日 ()

風邪が悪化。熱、咳、節々の痛み、頭痛、倦怠感。だめだ、こりゃ。もう、何も出来ん。

3 月 26 日 ()

引き続き、風邪で「何も出来ん」状態。とか言っても、本当に何も出来ない訳ではありませんけれど、だからと言って、「なんかすごい」とか思われるよりは、「お大事に」とか思われたいと思うのですが、これって贅沢でしょうか。

あぁ、しんど。

3 月 27 日 (月)

ともかくも出社したが、使い物にならないことがよく判ったので、さっさと早退。

3 月 28 日 (火)

大阪は○○繊維および△△繊維へ、はちべえ【誰】を伴って出掛ける。しつこい風邪で、頭は回らないし、首も物理的に(痛くて)回らないので、車を運転しなくて済むのは大助かり。

△△繊維は、昨年末にY2K対策で×××のエンジニアが来て以来、システムの調子が悪くなったと言うので、様子を見に行った訳だ。/(ルート)のファイル・システムがフルになっている。調子が悪くて当然だ。おそらく、システムにY2Kパッチを当てる時、古いプログラムをバックアップしておくオプションを使ったな、と見当をつけたところ、案の定、巨大なカーネルの残骸をはじめ、古いモジュールが沢山保存されている。ごっそりと削除して、一件落着。

3 月 29 日 (水)

おおむね、しんどい所は過ぎて、楽になってきた。風邪の話。昔からなんだけれど、ヘンに頑健で、げほげほ咳をしたり、熱でふらふらしたりしていても、寝込むことはまずなくて、何も出来ん状態で何となくぶらぶらとしながら、菌を撒き散らして、快復を待つというのが定石になっている。きっぱりと寝込んでしまう方が全体としての苦しい期間が短くて済むだろうに、と言うか、そもそも傍迷惑な患者ですな。

かみさんが風邪でダウンした。朝から、子供たちを岩座神へ預けに行く。彼等も少々熱があったりするので、保育所にやる訳にはいかない。「みんなあんたのせいやで」って、かみさんが言っている。

*

○○織布で、三回目の操作講習。

だいたい、一通りの操作は理解できた模様。思ったより習熟が早いようにも感じるが、逆に、何度も同じ失敗を繰り返す局面も目に付くようになってきた。

一つは、入力フォーカスの無い個所へ入力しようとする失敗。

一つは、スライダ・コントロールのつまみを掴みそこなったり、ウィンドウを移動させようとしてリサイズさせたり、要するにマウス・カーソルの微妙なコントロールの失敗。ドラッグ操作がからむと特に失敗しやすい感じだ。マウスの握り方が悪いんじゃなかろうか。

もう一つ、これは失敗という以前のちんぷんかんぷん状態なのだが、仮名漢字変換。まだ、きちんと説明していないので当然と言えば当然ですが、むぅ、どう説明したものか。

*

夕方になっても、かみさんは引き続きダウンしている。子供たちと一緒に岩座神でお泊り。

3 月 30 日 (木)

Windows の標準の画面デザインはメッセージ・ボックスのフォントが小さ過ぎる、ってのは、確かに、同感する場合もあります。何かメッセージがポップアップしても、読むのが面倒くさくて、反射的にデフォルトのボタンを押してしまう、と言うか、おっとっと、お前はそんな事を言ってたの !? で、そんな事に俺の同意を取り付けようとしてたの !? あぶない、あぶない、という場合がよくあります。わざと小さい字で読み難くしているとしか思えないような。

ただ、それは字の大きさだけの問題ではないと思う。一般的には、読める範囲でなるべく小さいフォントを使う方が一覧性が高くて好ましいのではないでしょうか。僕の普段の環境では、9 ポイントでも僕にとってはオーケーです。逆に、12 ポイント以上は、かえって辛く感じます。

とか書いたのですが、メッセージ・ボックスに限定すれば、一覧性が問題になるぐらいの大量の文をメッセージ・ボックスに表示するのがそもそも間違っているのであって、フォントもそこそこ大きい方が良い、という意見を思いつきました。何か歯切れの悪い変な文章です。

*

かみさんも風邪からほぼ快復。

3 月 31 日 (金)

○○さんの講習も今日で四回目。学習曲線の最初の高原状態。ちょっと低めの高原なので先が思いやられる、というのは内緒の話だ。ただ、マニュアルで勉強することに苦痛を感じないタイプの人であるように見えるので、何とかなるだろう。

この数日中に代金を振り込むって約束してくれたので、とりあえず、一安心。

*

はちべえ【誰】が大阪の○○繊維へ一人で行って、社長に直談判して、新しいシステムを1セット売ってきた。偉い。


閲覽モード 通常モード

閲覽モードとパスワードの詳細については、閲覽モードとパスワードについて をご覧下さい。